コートジボワール戦の敗因は!?(2)~コートジボワールの戦略と釜本氏の解説より~

日本にとって最悪の状況が重なったコートジボワール戦

Number (ナンバー) コートジボワール戦速報 2014年 6/25号 [雑誌]

コートジボワールの日本対策について

【狙われたのは日本の左サイド】
  • アフリカ予選ではさほど攻撃参加することのなかった両SBが常に高い位置を取り、日本のサイドハーフを牽制してきたのだ。相手のSBが攻め上がってくるか ら、日本の両サイドハーフは守備に戻らざるを得なくなる。日本の得点源である岡崎と香川がこの日、放ったシュートはゼロだったのは、相手のSBの積極的な 攻め上がりと無関係ではない
  • 左サイドハーフの香川は攻撃時に中央に潜り込むことが多く、攻撃時にはストロングポイントになるが、守備時にウイークポイントになるのは、この4年間、 ずっと抱えてきた問題で、そこを突くため、相手の右サイドバックのオーリエは、前半から再三攻撃参加を仕掛けてきた。奪われた2点は、いずれもオーリエか らのクロスだった。
  • サイドで数的不利なときがたくさんあった(長友)
  • 相手のSBはウイングみたいな位置にいて、サイドで数的不利なときがたくさんあった。僕が出るのか、真司を下げさせるのか、そこは話し合わないといけない(長友)

引用元:ザックの場当たり采配の死角2/3(THE PAGE)

 

 日本はリスク覚悟の攻撃サッカーを標榜していましたが、それでも本番で対応しきれない部分が出てしまった、それが得点に絡んでしまった、ということでしょう。

 本番で想定外の場面になった際、どのように対応するかも実力のうちです。こればかりは、コートジボワールの力が勝っていたとしか言いようがないと思います。ただ、それだけではありません。この記事の続きでは、ザッケローニ監督の対応の悪さも指摘しています。

 

 

【選手交代とポジションチェンジは苦肉の策?】
  • ザッケローニ監督も左サイドの守備に問題があることに気づいていたようだ。遅ればせながら逆転されたあと、大久保を左サイドハーフに入れて、本田と香川を 2トップ気味に並べる布陣に変えた。香川の攻撃力を保持したまま、サイドの守備を強化したいという指揮官の狙いはよく分かったが、本田と香川の2トップは 過去、12年10月のブラジル戦の後半しか試していない苦肉の策。ジョーカーのはずの大久保が守備に奔走するはめになり、まったくチャンスを作れなかっ た。
  • 86分、香川を下げて柿谷を投入。終了間際には吉田を前線に上げて“パワープレー”に出たが、実戦でほとんど試していない形だけに実るはずがない。4年間の集大成だったが、采配があまりに場当たり的だった。

引用元:ザックの場当たり采配の死角3/3(THE PAGE)

 

 この記事を見ると、選手交代もポジションチェンジも、これまでにほとんど試していない急増の対応策であり、機能しなかったということになっています。ただ、ザッケローニ監督が何の考えもなしにこのような策を取るとは思えません。

 次に紹介する釜本氏の解説に、その手がかりがありそうです。

 

 

パスサッカーを封じる最悪のコンディション

  • コートジボワール戦の敗戦の理由はいろいろな不運が重なったせいもある、雨のせいでボールが転がらずにパスサッカーが封じられ相手のフィジカルサッカーの独壇場になってしまった。
  • 全員が雨と湿度で体力を奪われて前半終了時点で疲れ切っていた。

引用元:(cache) 日本代表がコートジボワール代表に負けた理由

 

 コンディションの悪さは相手も同じだろうと言う方もいます。しかし、パスサッカーを武器とし、フィジカルや個人技の差を走力で埋める日本代表にとっては、他のチームよりもマイナス面が大きかったはずです。一方で、相手はフィジカルを利用してロングボールも拾えるので、濡れたピッチの影響はあまり受けません。

 先ほどのコートジボワールの日本対策に、このコンディションが重なったこと。さらには初戦の緊張感などもあって、悪いことが重なってしまったのです。ここまで日本にとって不利な状況になるとは想定しておらず、ザックも苦肉の策を出さざるを得なかったのではないでしょうか?

 

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