洋楽ロックの歴史と年表②【70年代前半】[出来事,事件,ムーブメント]

2017年12月17日

事件・出来事・ムーブメントと共に、
ロックの歴史をその起源から紐解く!

ロック史

洋楽ロックの年表②[70年代前半] – もくじ

PAGE 1(このページ)

  • 洋楽ロック70年代前半 – 年表

<ビートルズ解散/ハードロック・プログレ時代>

  • ビートルズ解散(1970~71)
    • ビートルズ解散の真相・原因は?
    • ビートルズ解散までの出来事・流れ
    • ブライアン・エプスタインの自殺
    • 暫定リーダーのポールとメンバーの対立

PAGE 2

  • 新時代を告げるバンドの登場
    • ハード・ロックとプログレッシブ・ロック
    • レッド・ツェッペリンの衝撃
    • 革新的なスタイルを確立したキング・クリムゾン
    • コンセプトアルバムの時代
    • ハードロック、プログレのバンドたち

PAGE 3

  • 去りゆくロックスター
    • ロックスターの死と27クラブ
  • 様々なジャンルの台頭
    • グラム・ロック(1972年頃)
    • カントリーとシンガーソングライター
    • モータウンサウンドとファンク
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洋楽ロックの歴史・年表まとめ

洋楽ロックまとめ

洋楽ロック70年代前半 – 年表

■1969年の出来事が70年代にとって重要なので、ここで引用・加筆。

1969年 名盤大豊作の年

重要作品・出来事
デビュー
アルバム・シングル

1970年 新時代の幕開け ビートルズ解散

重要作品・出来事
デビュー
アルバム

1971年 ストーンズ、ザ・フー絶頂期へ

重要作品・出来事
デビュー
アルバム

1972年 グラムロックの台頭

重要作品・出来事
  • 6月  デヴィッドボウイ『ジギー・スターダスト』(alb)発売※グラムロックブームを巻き起こし、一躍スターダムにのし上がる()
デビュー
アルバム

1973年 『狂気』発売、エアロスミスとクイーンがデビュー

重要作品・出来事
  • 3月  ピンクフロイド『狂気』(alb)発売※1500万枚を超えるメガヒット。プログレの傑作として高い評価。
  • 12月 ウイングス『バンド・オン・ザ・ラン』(alb)発売※ポールマッカートニーはこのアルバムでソロとして大成功。
デビュー

アルバム

1974年 AC/DC登場

デビュー
アルバム

1975年 クイーン絶頂期へ

デビュー
アルバム

ビートルズ解散、ハードロック・プログレ時代

ビートルズ解散(1970~71年)

ビートルズ解散の真相・原因は?

 ビートルズ解散の原因として必ずあげられるのは「オノ・ヨーコ」「ジョンとポールの対立」だが、真実はこれとは異なるようだ。ジョンがオノ・ヨーコをレコーディングに連れて来てメンバーがそれを疎ましく思ったとか、ジョンをしのぐ勢いで才能を開花させたポールとの対立とか言われるが、一つの出来事がきっかけで世界的なバンドが解散に向かうと言うことは不自然である。では、本当の原因は何か? それは様々な要因が絡み合って、数年かけて問題が大きくなったことにある。次の項で確認してみよう。

ビートルズ解散までの出来事・流れ

  1. レコーディングバンドへの転身(1966.8)
    ★ジョンとヨーコの出会い
    サージェントペパーズ』発売(1967.6)
  2. バンドをまとめるマネジャーの死(1967.8)
  3. リーダー不在&ポールが実質的なリーダー役
    ⇒他のメンバーのポールへの不満
    ⇒『ホワイトアルバム』発売(1968.11)
  4. ゲット・バッグセッション(1969.1)
  5. 『アビイ・ロード』レコーディング(1969.2~8)
    ★ジョンが脱退宣言(1969.9)
    ⇒『アビイ・ロード』発売(1969.9)
  6. 再びセッションを開始(1970.1)
    ⇒ジョンがフィルスペクターにセッション音源の編集依頼
    ★ポールが脱退宣言(1970.4)、ソロアルバム発売
    ⇒『レット・イット・ビー』発売(1970.5)
  7. ビートルズ正式解散(1971.3)

ブライアン・エプスタインの自殺

 ビートルズ解散には個々のメンバーの実力が拮抗してきたことももちろんある。中でもジョージの不満が大きかったようだが、それをバンド内で良い方向に向けることは十分可能であった。しかし、絶頂期を迎えてすぐにまとめ役であるマネジャーのブライアン・エプスタインが自殺と言うショッキングな事件が起こってしまう。

 そもそもエプスタインは、バンドがレコーディングアーティストに転身してしまってそれまでのような役割を果たせなくなってしまったという話もあるが、いずれにしてもバンドには皆が認めるまとめ役は不在だった。このような時はプロデューサーがその役割を果たすこともあるが、ビートルズに必要だったのは楽曲をまとめる人物ではなく、バンドを統率する人物だった。

暫定リーダーのポールとメンバーの対立

 結局はポールがリーダー的な役割を買って出て、バンドを仕切るようになった。彼は類稀なるマルチプレイヤーであり、ソングライティングの能力もジョンに引けを取らないまでに成長。間違いなく適任だが、彼には才能が有りすぎたし、メンバーにも才能が有りすぎた。ジョージにギターの弾き方を指示し、リンゴよりも上手にドラムを叩くポール。天才であるジョンと、アレンジャーとしてもライターとしても急成長を遂げたジョージ。この関係が上手くいくはずはない。そこからは次第にメンバーの対立が激しくなり、些細な出来事がそれに拍車をかけてしまった。バンド解散の真相は、こういった一連の流れで捉えるのがいいだろう。