【2000年代】洋楽ロックの歴史と年表⑥[出来事,事件,ムーブメント]

2018年3月7日

事件・出来事・ムーブメントetc……
ロックの歴史を紐解く!

もくじ

洋楽ロック2000年代-年表
2000年代を代表するロック・ジャンル
  • ガレージ・ロック・リバイバルとインディー・ロック
  • ガレージ・ロック、インディー・ロックの源流
  • 主なアーティスト
2000年代のロックを俯瞰する
洋楽ロックの歴史・年表まとめ

洋楽ロックまとめ

洋楽ロック2000年代 – 年表

2000年 英国バンド健闘

重要作品・出来事
デビュー
アルバム

2001年 ガレージ・ロック台頭

重要作品・出来事
  • 7月  ホワイト・ストライプス『ホワイト・ブラッド・セルズ』(alb)発売。世界中で大絶賛され、ロック界の救世主と評される()
  • 8月  ストロークス『イズ・ディス・イット』(alb)発売。世界中でヒット、ホワイト・ストライプスと並び評される()
  • 11月 ジョージ・ハリスン死去
デビュー
アルバム

2002年

重要作品・出来事
  • 6月  アヴリル・ラヴィーン『レット・ゴー』(alb)発売。世界中で大ヒットを記録する。
  • 8月  コールドプレイ『静寂の世界』(alb)発売。前作を超える超メガヒットを記録。世界中で大絶賛される
デビュー
アルバム

2003年

重要作品・出来事
  • 3月  ホワイト・ストライプス『エレファント』(alb)発売。世界中でヒットし、前作を上回る評価を得る。
  • 5月 リンキン・パーク『メテオラ』(alb)発売。全作に続き世界中で大ヒットを記録
デビュー
アルバム

2004年 インディー・ロック台頭

重要作品・出来事
アルバム

2005年 ストーンズ健在

重要作品・出来事
  • 5月  ゴリラズ『ディーモン・デイズ』(alb)発売。前作を上回る大ヒットを世界中で記録。
  • 9月  ローリング・ストーンズ『ア・ビガー・バン』(alb)発売。メンバーが60歳を超えるも、各メディアから高評価を受ける。
デビュー
アルバム

2006年 アークティック・モンキーズ登場

重要作品・出来事
  • 1月 アークティック・モンキーズ『Whatever People Say I Am, That‘s What I’m Not』(alb)発売。当時の英アルバム最速売上記録を更新。オアシス以来の衝撃と評され、国内の賞を総なめにする()
アルバム

2007年

重要作品・出来事
  • 2月 フォール・アウト・ボーイ『インフィニティ・オン・ハイ』(alb)発売。世界中で大ヒットを記録
  • 10月 レディオ・ヘッド『イン・レインボウズ』(alb)発売。販売経路はインターネット、価格は購入者が設定という、前例のない販売方法が話題を呼ぶ
アルバム

2008年

重要作品・出来事
アルバム

2009年

重要作品・出来事
  • 6月 ミューズ『レジスタンス』(alb)発売。英米でヒット&高評価
  • 〃  マイケル・ジャクソンが死去
  • 8月 オアシスからノエル・ギャラガーが脱退(2010年1月バンド解散へ)
アルバム

2000年代を代表するロック・ジャンル

ガレージ・ロック・リバイバルとインディー・ロック

 21世紀に入るともはやロックはポピュラー音楽の中心では無くなってきた感がある。加えて、ロックそのものもジャンルが多様化し、固有のロックジャンルが長きに渡って流行を生み出すということも少なくなってきた。逆に言えば、様々なロックジャンルが増加・流行し、カオスな状態に突入している。そんな中でも、2000年代において最も勢いのあったジャンルはガレージ・ロックインディー・ロックである。

 21世紀のガレージ・ロックは「リバイバル・ブーム」と呼ばれる。リバイバル(=復活)ということで、過去にあったジャンルを掘り起こして現代風に進化したと考えればいい。細かい説明は後述するが、キーワードは「シンプルな音」「ロックの初期衝動的表現」などがある。

 一方で、インディー・ロックも80年代から存在したジャンルであり、オルタナティブ・ロックから派生したジャンルである。「流行とは一線を画した独自性」がキーワードとなる。これらのジャンルを知るため、60年代、80年代のロックの話を少し見ていこう。

ガレージ・ロック、インディー・ロックの源流

60年代ガレージ・ロック
  • インディーズ、アングラでの活躍
  • シンプルなコード進行、ロックの初期衝動
    • ストゥージズ
    • ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
80年代インディー・ロック(広義ではオルタナティブ・ロック)
  • インディーズ・レーベルで活躍。流行と一線を画した音楽性
  • ⇒転じて「非流行、独自性をもった音楽」を指す
    • R.E.M.
    • ニュー・オーダー

主なアーティスト

ガレージ・ロック・リバイバル
  • ストロークス
  • ホワイト・ストライプス
  • リバティーンズ
  • アークティック・モンキーズ
  • キングス・オブ・レオン

インディー・ロック

  • フランツ・フェルディナンド
  • アーケイドファイア

2000年代のロックを俯瞰する

 2000年代のロックはとにかく新旧のアーティストが入り乱れてどこが中心なのかわからない。そこで、各年代ごとに年表から主なアーティストや作品を抜粋して見ていく。かなりざっくり見ていくが、これくらい単純化しないと混乱するのであしからず。

2000年
  • 英:レディオヘッド『Kid A』、ゴリラズデビュー(※ブラーのデーモン・アルバーンによる架空のバーチャル・バンド)
  • 米:リンキン・パークデビュー
    (オルタナ・メタル系、21世紀で最も売れたバンドと言っていい)
2001年
  • 米:ホワイト・ストライプス『ホワイト・ブラッド・セル・ズ』、ストロークスデビュー
2002年
  • 英:コールドプレイ『静寂の世界』、リバティーンズデビュー
  • 米:アヴリル・ラヴィーンデビュー、フー・ファイターズ『ワン・バイ・ワン』(※オルタナ、ハード・ロック系。グラミー常連の世界的人気バンド)
2003年
2004年
  • 英:フランツ・フェルディナンド(スコット)デビュー、カサビアン『カサビアン』
  • 米:キラーズ『ホット・ファス』、アーケイド・ファイア(カナダ)デビュー、グリーン・デイ『アメリカン・イディオット』
2006年
  • 英:アークティック・モンキーズ大ヒット
  • 米:マイ・ケミカル・ロマンス『ザ・ブラック・パレード』
    (※パンク系、ポスト・ハードコア等のジャンルで有名)
2007年
  • 米:フォール・アウト・ボーイ『インフィニティ・オン・ハイ』
    (※パンク系、エモのジャンルを代表するバンド)
2008年
  • 米:キングス・オブ・レオン『オンリー・バイ・ザ・ナイト』

 このように、インディー・ロック、ガレージ・ロック以外にも実に多様なジャンルのアーティストが活躍している。また、90年代にデビューしたレディオヘッド、ブラー、グリーン・デイなどの活躍も目立つ。彼らは2000年代に入って音楽性を変化させ、世界的な成功を手にしている。

 他にも気になるのは、メタルが新たな形でヒットしている点だ。誰もが知っているリンキン・パーク、ミューズもパンクを他ジャンルとミックスさせ、現代風に洗練させて世界的にヒットした。

 2000年代後半になると、アメリカを中心にパンク系の新ジャンルの台頭が目立つ。ポスト・ハードコアのマイ・ケミカル・ロマンス、エモのフォール・アウト・ボーイがそれだ。これらのバンドは日本でも好意的に受け入れられ、後進のアーティストを多数生み出している。