マー君の怪我をきっかけに、肘の故障について様々な議論が!

マー君の怪我を巡って、様々な意見が飛び交う!

tanaka_keep-it-up03

研究過程であるものの、可能性はあるPRP療法

 ――田中はPRP療法で完治するのですか?

「PRP療法とは自分の血液中に含まれる血小板を集めて濃度を高め、損傷部に注入することにより損傷部の修復を促すものです。もともとは美容整形で用いら れていたものですが、スポーツ医学の分野では、米国でアキレス腱周囲炎や膝の靱帯再建術に効果があるとされています。しかし、これらに対する基礎的研究や 精度の高い臨床的研究は十分ではありません。現在日本でも研究中です。日本では健康保険が適用されず、現時点ではあくまでも美容外科の範囲と捉えられてい ます」

引用元:(cache) “肘の権威”がマー君に進言「PRPより手術で完全復帰を」

 

 田中将大選手は、肘の靭帯部分断裂ということで、トミー・ジョン手術ではなくPRP療法による治療を選択しました。PRP療法というのは、引用部分にもありますが、体内の血小板を利用した治療法です。血小板とは、出血した際に止血の作用を示す物質で、傷口を塞ぐ能力があります。濃縮させた血小板を患部に注入することで、治癒を促進させようというものです。

 元は美容整形の分野で、シワの除去などに利用されていました。それをスポーツ医学にも応用しようというものです。ただし、研究過程にある治療法であり、確実に効果があるとは言い切れないものです。

 

――田中も効果は期待できないということですか?

「血小板には多くの組織成長因子が含まれており、靱帯の場合は靱帯をつくる線維芽細胞を刺激することで、修復作用を促進するといわれますが、すぐに効果は 表れません。靱帯が断裂するほどの負荷が加わる部位だけに、鎮痛効果はあるかも知れませんが、6週間程度で修復できるのか疑問です」

引用元:(cache) “肘の権威”がマー君に進言「PRPより手術で完全復帰を」

 

 ただし、研究過程ということは、思ったよりも効果が期待できないこともあれば、予想外の効果もあり得るのです。また、メジャーでも選手の待遇面が非常に優れているヤンキースが選択した治療法なので、それなりに根拠があってのことでしょう。手術と比べれば治癒の可能性は不確定なものの、賭ける価値はあるのでしょう。

 

 

ダルビッシュの発言が思わぬ反響を呼ぶ

ヤンキースの田中将大投手(25)が右肘靱帯部分断裂で戦線を離れたことを受け、ダルビッシュは米球宴の公式会見で日本人記者団に持論を展開。「(大リーグ流の)中4日は短すぎる」などとして、肘故障の増加している大リーグの現状に警鐘を鳴らした。

広島でも活躍した右腕コルビー・ルイス(レンジャーズ)は「僕は(日本の)週に1回の先発が好きだった。常に健康な状態で投げられた」とコメント。ロッテ監督も務めたボビー・バレンタイン氏もダルビッシュの意見に賛成する談話を寄せている。

否定的な報道はなく、一気にダルビッシュは投手の健康管理に関するオピニオンリーダー的な存在となっている。

引用元:(cache) ダル提唱「先発6人制」 米メデイア無視できず 肘故障増加、関係者が賛同

 

 この発言を取り上げたのは、あの有名なニューヨーク・タイムズ紙です。メジャーでは年に何度もメディカルチェックをしたり、球数制限を行ったりと、選手のケガ予防の策をたくさんとっています。それでも、近年はトミー・ジョン手術を行う投手が多く、登板間隔に無理があるのでは? という意見です。

 

米サイトのファングラフスも6人制ローテを推奨し、肘の靱帯(じんたい)を修復するトミー・ジョン手術を受け た両国プロ野球の具体的な数字を紹介。2012~14年5月の間に、日本は1球団で年平均0・53投手が手術を受けたのに対し、米国は3倍以上の1・68 投手だと指摘した。

 さらに、同サイトは「6人制ローテはブルペンの負担を増すというのならば、ベンチ枠を一つ増やせばいい。選手会は職場の拡大を喜ぶし、オーナーたちも先発投手が故障して大損するリスクを低減できる」とした。

引用元:(cache) 中日スポーツ:メジャーも先発6人制にすべき!! 米メディアが日本流のすすめ:大リーグ

 

 メジャーでは先発投手は5人で中4日で長くやってきたので、いきなり6人制に変えるにはいろいろな問題が出てきます。しかし、その分メリットもたくさんあります。怪我のリスク回避のほか、選手の出場機会も増加します。また、長く活躍できる選手が増えることは、ファンにとっても嬉しいことでしょう

 

 

 ダルビッシュ選手は、日本時代もそうでしたが、はっきりと意見を言ってくれます。アメリカに来て3年目、オールスターにも毎年出場し、 昨年はタイトルを獲得しサイヤング賞候補、今ではレンジャーズの絶対的エースとなっています。メジャーでは3年目活躍して一人前と言われていますが、一選手の発言がここまで注目を集めるということは、ダルビッシュ選手が名実ともに一流選手と認められた証拠でしょう。
 実際、先発6人制というのは移行に手間がかかるだけで、現実的にありうる話、非常に合理的な考えです。今年から本格的に施行されたチャレンジ制度を見ても、メジャーリーグは良い意見は積極的に取り入れ、すぐに実行に移す文化を持っています。先発6人制も、さらに深い議論がなされることを期待しています。

 

【関連記事】

[article mode=”cat” id=”” numberposts=”5″ tail=”
“]