セロとノルアとパミン(1)「小泉政権誕生」

2017年11月8日

「おそらくお前は凡人だ」

小泉純一郎独白

 

 つまり言いたいことはこうだ。「併殺崩れの間に君は何をすべきか……?」諦めるか、嘆くか、後悔するか……できることをするか。今できることをする。何だ? それはやっぱり、生きることだ。別に必死になる必要もないし、大風呂敷広げなくてもいい。所詮お前なんてたかが知れてる小市民の凡人だ。 

 

 

小泉政権誕生!

 梅雨にはまだ早い5月の末。純一郎くんは、鬱蒼と茂る森のなかで……あ、めんどくせえな。森だ。緑だらけの森。後は個々で好きに森を想像しろ。とにかく森だ……その中で、純一郎くんはあてもなく彷徨っていた。……どうして純一郎って名前にしたかな? いちいち入力するのが面倒でしゃあない。なんてことはない。最近何かと政治が話題になっていて、安倍総理のことを考えてて、そんで安倍さんの本でも読んでみようかと思って……その流れで小泉総理が出てきたんだ。

 話を戻そう……純一郎くんは何もすることがないのでとにかく歩いて、気づいたら小屋にたどり着いた。彼はまだ小学校低学年。「お菓子とおもちゃが大好きさ! 女はまだ早いぜ! 」ってなもんで、山小屋で今日は寝る。「これから一人で生きていくよ」彼はそう決めていた。「もうさ、親とか、血のつながりとか、そういうの邪魔くさくなってきたんだよね」

 そんなふうにして独り言を延々とつぶやきながら、彼は眠りについた。そして、二度と目をさますことは無かった。死んだわけじゃない。夢の世界で生きることになっただけだ。夢の世界はとにかく自由。純一郎くんはとりあえず、「もし自分が総理大臣だったら?」とイメージした。夢の世界ではイメージが現実のものとなる。そういうわけで、純一郎くんは総理になった。

「郵政民営化、賛成なのか反対なのか。私は今日、国民に問いたい。」

 名台詞を残して、純一郎くんは記者会見を終えた。

「ああ、やっぱり血のつながりって大事だよね。だって、幸太郎も進次郎もイケメンだもんな」

 純一郎くんは、血のつながりの大切さを理解した。しかし、それはあくまで「重要だ」という認識であって、「自分の血のつながりを大切にしよう」ということではない。結局、純一郎くんの親に対する鬱憤は解消されないままだった。

 そんなことより、彼は若干8歳にして、「政治家でも何でも結局は顔だ。顔で8割決まる」と悟った。これは大切なことだ。悟っておいて損はない。 

続く

 

今日の格言

「世の中見た目が8割」

 

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