[US/UK]2015年の洋楽年間アルバムランキング![ローリングストーン誌/Q誌/ビルボード]

2018年1月29日

定番の年間アルバムランキング紹介!

もくじ

2015年ビルボード年間アルバムチャート
ローリングストーン誌が選ぶ2015年のアルバムベスト50![米/US]
おすすめアルバム・アーティスト
  • ケンドリック・ラマー『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』
  • アデル『25』
  • ザ・ウィークエンド『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』
  • コートニー・バーネット『Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit』
  • Various Artists『Hamilton: Original Broadway Soundtrack』
  • ブラー『マジック・ウィップ』
  • テーム・インパラ『カレンツ』
  • キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』
Q誌が選ぶ2015年アルバムベスト50![英/UK]
  • 気になるアーティスト紹介!
    • ノエル・ギャラガー『チェイシング・イエスタデイ』
    • ミューズ『ドローンズ』
  • リスト一覧

2015年ビルボード年間アルバムチャート

参考:Top Billboard 200 Albums – Year-End 2015 | Billboard

01.テイラー・スウィフト『1989
※2014年10月発売


 

 今や世界の歌姫となったテイラー・スウィフト。その音楽性を大きく変化させたのが本作。もともとはカントリーシンガーだったのが、『レッド』ではロックに舵を切り、本作では流行のシンセ・ポップに変化。曲調は変わっても表現力と歌唱力は素晴らしく、もはやどんな曲でも歌いこなせてしまえそうな才能を持っている。この先もさらなる音楽的広がりを期待させる。

02.エド・シーラン『X
※2014年6月発売

 

 現時点でのエド・シーラン最大のヒット作。アコースティック、フォーク系のシンガーでは揺るぎない地位を獲得。ジャンルを超えた多彩な楽曲と歌唱を披露し、幅広い層に受ける作品となっている。制作にあたっては相当数の曲を用意し、そこから厳選されたとのことで、自他共認める自信作となっている。

リスト(15位まで)

  1. テイラー・スウィフト『1989』
  2. エド・シーラン『X』
  3. サム・スミス『In The Lonely Hour』
  4. ドレイク『If You’re Reading This It’s Too Late』
  5. Meghan Trainor『Title』
  6. マルーン5『V』
  7. Nicki Minaj『The Pinkprint』
  8. J. Cole『2014 Forest Hills Drive』
  9. Soundtrack『Fifty Shades Of Grey』
  10. ワン・ダイレクション『FOUR』
  11. Sam Hunt『Montevallo』
  12. Hozier『Hozier』
  13. ザ・ウィークエンド『Beauty Behind The Madness』
  14. Pentatonix『That’s Christmas To Me』
  15. フォール・アウト・ボーイ『American Beauty / American Psycho』

ローリングストーン誌が選ぶ2015年のアルバムベスト50![米/US]

参考:50 Best Albums of 2015 | Rolling Stone
【】内は後半で紹介するQマガジン(英)の順位

1~10位

01. ケンドリック・ラマー『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ
【英Q誌:9位】

 

 近年の年間ランキングで必ず最上位に顔を出すケンドリック・ラマー。ヒップホップはほとんど聴かない私も、その洗練されたサウンドには興味を惹かれる。もはやジャンルの垣根を超えてあらゆるミュージシャンに影響を与えているのだろうと想像できる。やはりその時代のトップに立つ音楽は見どころがありチェックしておくべきと感じさせる作品。

02. アデル
『25』

 

 2010年代でのモンスターアルバムといえばこれ。アメリカで1000万枚、全世界で2000万枚を超える売上を記録し、以降も年間チャートに顔を出し売れ続けている。作品はあらゆる面で評価されているが、やはり彼女の歌唱力に一番驚かされる。ここまでソウルを完璧に歌いこなす白人はいない。彼女の存在を知らずに歌だけ聴けば、黒人が歌っていると錯覚してしまうほど。特に高音部のソウルフルな歌唱は素晴らしい。一方で、低音部では白人の声の良さが垣間見える。この完璧な二面性が、アデルが持つ最高の才能であると感じる。

03. ドレイク
『If You’re Reading This It’s Too Late』

04. D’Angelo and the Vanguard『Black Messiah』

 

05. ザ・ウィークエンド
『ビューティー・ビハインド・ザ・マッドネス』

 

 4位、5位に入ったR&B、ソウル系のアーティストの曲を聴くと、80年代のマイケルやプリンスを思い起こさせる。彼らからの影響を多分に受けつつ、それをかなり高いレベルで表現し、洗練されたサウンドで仕上げる。こういった過去のレジェンドの音楽をハイレベルで再現したようなアーティストが近年は目立つ。

06. コートニー・バーネット『Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sit』
【英Q誌:6位】

 

 オーストラリア出身のインディー・オルタナロックの女性シンガー。キレの良いサウンドに時折気だるそうに歌う声が乗り、小気味の良いロックに仕上がっている。ガレージ・ロック的なサウンド、パンク的な歌唱、60年代の初期のロックのシンプルさなど、これまでに生み出されたロックの良さが混じり合っているのが面白い。英米共に6位という評価も頷ける。イギリス人などが好みそうなサウンドである。本作がデビューアルバムということで、今後のさらなる活躍が期待できる。ひょっとすれば、今後のロック界でのアイコン的存在になるかもしれない。おすすめ!

07. Jason Isbell
『Something More Than Free』

08. Various Artists
『Hamilton: Original Broadway Soundtrack』

 こちらはアメリカで大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」のサウンドトラック。何やらアメリカ建国に活躍した人物にスポットを当てた作品らしく、ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソンなども登場するそう。タイトルになっているアレクサンダー・ハミルトンとは、初代大統領ジョージ・ワシントンの副官で、建国当初のアメリカで多大な貢献をした人物だそう。

09. Thr Arcs
『Yours, Dreamily』

 

10. ブラー『マジック・ウィップ』
【英Q誌:4位】

 

 実に12年ぶりのブラーの新作は、脱退していたグレアムも加わりフルメンバーでの充実の作品となっている。内容は、それぞれのメンバーのソロキャリアの成果が現れたものとなっている。ブラー特有の捻くれたポップソングがあるかと思えば、デーモン・アルバーンやグレアム・コクソンのソロ作品かと思うような楽曲もある。良い意味で、これまでのキャリアで培った様々な面を濃縮したような作品になっている。実験的、挑戦的な作風はこれまでのブラーのアルバムでも一番と言って良いかもしれない。アメリカでの評価がここまで高いのも頷ける。英米で評価された新作は必聴!

1~10位/総評

 ヒップホップ、R&B、ソウル系のアルバムが目立つ中で、インディー、オルタナ系のロックアルバムが加わっている。ケンドリック・ラマー、ドレイクなど上位の顔ぶれは例年通りだが、個人的に期待しているのはコートニー・バーネット。ロック好きにとってはかなり期待できる新人。それから、前述したがブラーの新作は面白い。ゴリラズと共に、今後もいい作品を継続して発表してほしい。

11~20位

11. スリーター・キニー『No Cities to Love』
【英Q誌:35位】

 

12. ラナ・デル・レイ
『Honeymoon』

13. テーム・インパラ『カレンツ』
【英Q誌:1位】

 

 オーストラリア出身、サイケデリック・ロック、シンセ・ポップあたりのジャンルを得意とする若手バンドのテーム・インパラ。シャープで幻惑的なサウンドが独特で、まさにサイケとシンセの中間あたりに位置する独特の位置づけ。デビューから高い評価を受けているが、本作は英Q誌での年間1位を獲得している。80年代のニュー・ウェーブ的な雰囲気も出しつつ、近年流行のサウンド展開もあり、見どころは多い。

14. ウィルコ『Star Wars』
【英Q誌:40位】

15. ファザー・ジョン・ミスティ『I love You, Honeybear』
【英Q誌:11位】

 

16. Jack U
『Skrillex and Diplo Present Jack U』

17. キース・リチャーズ
『クロスアイド・ハート』

 

 ストーンズのギタリストでありロック界のレジェンド、キース・リチャーズのソロ作作品。ストーンズと合わせて新作の評価はいつも高いが、アルバムを聴けばその理由もよくわかる。これまでと変わらないブルース基調のシンプルなロックスタイルで、相変わらずの小気味の良いリフも楽しめる。70歳を超えたじいさんとは思えない格好良さはさすが!

18. ボズ・スキャッグス
『A Fool to Care』

19. Kurt Vile『B’lieve I’m Goin Down…』
【英Q誌:7位】

 

20. ドン・ヘンリー
『Cass County』

21~50位

21. Chris Stapleton『Traveller』
22. Florence and the Machine『How Big How Blue How Beautiful』
23. Mark Knopfler『Tracker』
24. Donnie Trumpet and the Social Experiment『Surf』
25. Darlene Love『Introducing Darlene Love』
26. Future『DS2』
27. Eric Church『Mr. Misunderstood』
28. Miguel『Wildheart』【英Q誌:16位】
29. Joanna Newsom『Divers』【英Q誌:13位】
30. Car Set Headrest『Teens of Style』
31. Leon Bridges『Coming Home』【英Q誌:38位】
32. Jazmine Sullivan『Reality Show』
33. Beach House『Depression Cherry』
34. Marilyn Manson『The Pale Emperor』
35. Vince Staples『Summertime ’06』』
36. Hop Along『Painted Shut』
37. Alabama Shakes『Sound & Color』
38. Ashley Monroe『The Blade』
39. Muse『Drones』【英Q誌:32位】
40. Songhoy Blues『Music in Exile』
41. Kamasi Washington『The Epic』
42. Bjork『Vulnicura』
43. Selena Gomez『Revival』
44. Rae Sremmurd『SremmLife』
45. Madonna『Rebel Heart』
46. Rhiannon Giddens『Tomorrow Is My Turn』
47. James Taylor『Before This World』
48. Carly Rae Jepsen『Emotion』
49. Bob Dylan『Shadows in the Night』
50. Bamba Estereo『Amanecer』

Q誌が選ぶ2015年アルバムベスト50![英/UK]

気になるアーティスト紹介!

17.ノエル・ギャラガー
チェイシング・イエスタデイ

 

 ノエル・ギャラガー2作目のソロ作品。変わらずのクオリティの高さ、メロディの良さは折り紙付き。本作ではオアシス時代の色から脱却し、ソロとしての音楽性を確立。ブリティッシュサウンドにノビの良い声が響き、非常に聴き心地が良い。楽曲の個性もより強まり、輪郭のはっきりしたアルバムに仕上がっている。これほど安心して聴けるアーティストはなかなかいない。おすすめ!

32.ミューズ『ドローンズ
【米RS誌:39位】

 

 おなじみミューズの新作。プログレ・メタルサウンドの爽快感は相変わらず素晴らしく、格好いい曲のオンパレード。コンセプト・アルバムになっているようで、アルバムの構成は非常に良く練られている。バンドのメンバーも自信作と答えているだけあって、充分に楽しめる作品に仕上がっている。ヒップホップ、シンセ・ポップ、R&B全盛の時代にあって、やはりこういうロック・アルバムがあると安心する。

リスト一覧

参考:Q Magazine’s 50 Best Albums of 2015
【】内はローリング・ストーン誌の順位です

01. Tame Impala『Currents』【米RS誌:13位】
02. Julia Holter『Have You In My Wilderness』
03. Jamie Xx『In Colour』
04. ブラー『The Magic Whip』【米RS誌:10位】
05. ニュー・オーダー『Music Complete』
06. Courtney Barnett『Sometimes I Sit And Think, Sometime I Just Sit』【米RS誌:6位】
07. Kurt Vile『B’lieve I’m Going Down…』【米RS誌:19位】
08. Laura Marling『Short Movie』
09. Kendrick Lamar『To Pimp A Butterfly』【米RS誌:1位】
10. Florance + The Machine『How Big, How Blue How Beautiful』
11. Father John Misty『I Love You Honeybear』【米RS誌:15位】
12. Foals『What Went Down』
13. Joanna Newsom『Divers』【米RS誌:29位】
14. Sleaford Mods『Key Markets』
15. Django Django『Dorn Under Saturn』
16. Miguel『Wildheart』【米RS誌:28位】
17. ノエル・ギャラガー『チェイシング・イエスタデイ』
18. Four Tet『Morning/Evening』
19. Dr Dre『Compton』
20. Everything Everything『Get To Heaven』
21. The Fall『Sub-Lingual Tablet』
22. Gaz Coombes『Matador』
23. Lonelady『Hinterland』
24. Sun Kil Moon『Universal Themes』
25. Paul Weller『Saturnes Pattern』
26. The Chemical Brothers『Born In The Echoes』
27. The Maccabees『Marks To Proove It』
28. Chvrches『Every Open Eye』
29. John Grant『Grey Tickles, Black Pressure』
30. Ezra Furman『Perpetual Motion People』
31. Wire『Wire』
32. Muse『Drones』【米RS誌:39位】
33. Natalie Prass『Natalie Prass』
34. FFS『FFS』
35. Sleater/Kinney『No Cities Left』【米RS誌:11位】
36. Jessica Pratt『On Your Own Love Again』
37. Bill Ryder-Jones『West Kirby County Primary』
38. Leon Bridges『Coming Home』【米RS誌:31位】
39. Roisin Murphy『Hairless Toys』
40. Sufjan Stevens『Carrie & Lowell』
41. Wilco『Star Wars』【米RS誌:14位】
42. Slaves『Are You Satisfied?』
43. Years & Years『Communion』
44. Wolf Alice『My Love Is Cool』
45. The Prodigy『The Day Is My Enemy』
46. Palma Violets『Danger In The Club』
47. Gwenno『Y Dydd Olaf』
48. Mbongwana Star『From Kinshasa』
49. Hooton Tennis Club『Highest Point In Cliff Town』
50. Mac Demarco『Another One』