【90年代】洋楽ロックの名盤とおすすめバンド④[英米ロック比較]

2018年3月7日

ビッグ・バンド乱立時代!

もくじ

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<90年代ロック名盤/渾身の名盤50作品!>
  • 90年代洋楽ロック名盤集![前半]
  • 90年代洋楽ロック名盤集![後半]

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  • 90年代の扉を開けた2つのバンド
    • U2(1976年~)
      アイルランド出身の世界的バンド
    • ストーン・ローゼズ(1983年~)
      90年代UKロックの伝説的ンド

PAGE 3

  • 80年代メタル終焉とグランジ
    • ガンズ・アンド・ローゼズ
      80年代メタルの終焉
    • ニルヴァーナ
      新時代の救世主となった伝説的バンド

PAGE 4

  • 90年代の幕開け
    • オアシス
      ブリット・ポップで世界を掴む

PAGE 5

  • (ーーー〃ーーー)
    • プライマル・スクリーム
      変幻自在のバンド
    • ケミカル・ブラザーズ
      ダンスの歴史を変えたビッグ・ビート

PAGE 6

  • ミクスチャーロックとポップパンク
    • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
      ロック+ラップ・ファンク
    • グリーン・デイ
      ロック+パンク・ポップ
つづき

洋楽ロックまとめ

群雄割拠・名盤乱立

 ちょうど日本で言う昭和の末から平成の始め(1990年前後)は、90年代から21世紀の現在まで活躍するバンドがデビューしている。特に、現在はベテランの域に達しつつある「世界的なバンド」が多くデビューしている。昭和の終わりに生まれた管理人の私にとっては、この時代のロックからようやく「リアルタイム」に入ってくる。

 他の時代と比べると、90年代以降のロックは良く言えば「群雄割拠」、悪く言えば「あやふや」の時代。60年代のサイケデリック、70年代のプログレやハード・ロックのような世界を巻き込んだブームやジャンルは無い。ただ、見方を変えれば、ロックが分類できないほど幅広くなり、実力のあるバンドがあまりにも多いとも言える。また、中小規模のブームはいくつかあったし、長きに渡って世界中から愛されるバンドも多い。そんな90年代の名盤を見ていこう。名盤乱立で大変である。

90年代洋楽ロック名盤集![前半]

名盤中の名盤!

ネヴァーマインド』(1991年)
ニルヴァーナ
90年代の最高傑作!

 90年代を語る上で避けて通れない名盤はこれ! メタルが市場を席巻していたところに登場し、パンクとメタルにロックのメロディーを加えたグランジという新ジャンルを開拓。世界中で瞬く間に売れていき、現在でも過去30ではベスト5に必ず入る評価を受けている。若くしてこの世を去った天才カート・コバーンの才能を余すことなく収録した軌跡の一枚!

ザ・ストーン・ローゼズ』(1989年)
ストーン・ローゼズ
英国史上最高の一枚!

 イギリスで現在でも「史上最高の名盤」との呼び声高い傑作。アメリカでニルヴァーナがいたように、イギリスの市場に突如現れこれまでにない音楽を提示してみせた。非常に美しいメロディ、心地よい雰囲気、ノリの良いサウンドを持ち合わせた最高のアルバムとなっている。オアシスなど以降のアーティストも大絶賛する本作は必聴!

アクトン・ベイビー』(1991年)
U2
世界的バンドの記念碑的一枚!

 80年代終盤に最高傑作『ヨシュア・ツリー』発表後の本作は、音楽性を大きく変化させ、多くのロックファンを驚かせた。ダンスやポップ、エレクトロニカへの変身をしつつも、U2サウンドはしっかり残っている。最高傑作にもあげられる本作は必ず聴くべし!

ドゥーキー』(1994年)
グリーン・デイ
パンク・ロックに世界が驚いた!

 ニルヴァーナ無き後にアメリカ市場を席巻したグリーン・デイ。メジャー・デビューアルバムの本作はとにかくギターサウンドが格好いい! グリーン・デイは以降も名作をいくつも残しているが、やはりこれが一番という声も多い。ノリの良い楽曲で一気に聴けて、何度聴いても楽しめる傑作アルバム! 洋楽初心者にもおすすめ!

ユーズ・ユア・イリュージョン I』『〃 II』(1991年)
ガンズ・アンド・ローゼズ
メタルが見せた壮大なる世界!

 80年代メタルの最後方で登場したガンズ。デビュー2作目は2枚同時発売の大作。ポール・マッカートニーやボブ・ディランのカバーなども収録した、ジャンルを超えたバリエーション多彩な楽曲が収録されている。メタルブームが尽きても全く関係の無い素晴らしいアルバムに仕上がっている。

メタリカ(ブラックアルバム)』(1991年)
メタリカ
メタルの評価を変えた名盤!

 ニルヴァーナの登場に影響を受け、メタルから脱却した記念すべきアルバム。グランジの重さとアングラ感を取り入れつつ、より輪郭をはっきりさせたロックサウンドと新時代に合わせた新鮮な音により、メタリカはより大きな存在感を示すこととなる。2000年以降の新時代のメタルバンドへ多大な影響を与えた最高傑作! 

サイアミーズ・ドリーム』(1993年)
スマッシング・パンプキンズ
美しき陰鬱の世界!

 ニルヴァーナに影響を受け、グランジブームに乗って世界中で大ヒットした本作。シューゲイザー、メタル、グランジと当時の最新の音を取り入れた壮大なアルバムは、90年代のロック史上に燦然と輝く金字塔! ある意味でニルヴァーナを超えているとも言っていい、絶対に聴くべき名作!

パークライフ』(1994年)
ブラー
ポップで多彩な音も英国人が熱狂!

 イギリスで巻き起こったブリット・ポップブームの中心にいたブラー。イギリスの伝統的なロックサウンドをポップとアートに昇華し、小気味良いリズムで展開される非常に面白いアルバム。90年代イギリスでオアシスと対をなすビッグ・バンドの最高傑作。これを聞かずしてUKロックは語れない!

オアシス』(1994年)
オアシス
ビッグバンドの衝撃デビュー作!

 90年代後半にイギリス及び世界を席巻する、オアシスの記念すべきデビュー作。オアシス特有の爽やかなサウンドはすでに完成しており、キャリアを通じた名曲も多数収録されている傑作。美しいメロディーと壮大なギターサウンドは必見! ロック初心者にも是非ともおすすめしたい名盤!

ブラッド・シュガー・セックス・マジック』(1991年)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ロックにファンクとラップを混ぜてみました!

 90年代のアメリカでは、ロックにラップを乗せるという、いわゆるミクスチャー・ロックが流行した。その中心的存在とも言えるレッチリの最高傑作の一つ。本作はとりわけファンク的要素が強い。また、ロック界随一とも言っていい巧みな演奏力と音作りは感動すら憶える。90年代のアメリカ的ロックがここにある!

オートマチック・フォー・ザ・ピープル』(1992年)
R.E.M.

ラヴレス』(1991年)
マイ・ブラッディ・バレンタイン
雑音の中にさく一輪の花!

 90年代初頭にシューゲイザーを大胆に使用した異色の傑作! 空間を埋め尽くすサウンドの奥にひっそりと流れる美しいメロディーは、一度ハマれば虜になってしまう。オアシスやブラーなど後進のバンドのアルバムにも多大な影響を与えた本作は、ロックの歴史を辿る上でも必ず聴いておきたい。

スクリーマデリカ』(1991年)
プライマル・スクリーム
独特のノリを持つハウス・ロック!

 90年代のUKロックを語る上で欠かせないバンドのプライマル・スクリーム。本作ではダンス系のハウスミュージックを取り入れ、ロックと見事に融合させている。ポップで独特のノリを醸し出すダンスサウンドは癖になる。90年代UKロックに燦然と輝く意欲作であり傑作!

ペインキラー』(1990年)
ジューダス・プリースト
留まるところを知らない過剰なヘヴィサウンド!

 80年代メタルの魁とも言えるジューダス・プリースト。本作では作風を大きく変え、過剰とも言えるヘヴィでハイスピードの圧倒的なサウンドを構築している。80年代メタルの最終盤に登場し、メタルファンを虜にした傑作。全編に渡ってラウドなサウンドが展開され、頭が真っ白になること間違い無し!

まだまだ尽きない名盤集!

アウト・オブ・タイム』(1991年)
R.E.M.

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン』(1992年)
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
ロックをメタルとラップで強化してみました!

 レッチリと共にミクスチャー・ロックの代表格のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。本作はメタル・ラップとでも言うべき音を展開し、ロック界に新たな金字塔を打ち立てた。以降に続く新時代の洗練られたメタルサウンドは、ここから出発したと言っても過言ではない。

パブロ・ハニー』(1993年)
レディオ・ヘッド
天才バンドの美しいデビュー作!

 90年代最高のロック・バンドのレディオ・ヘッド、その記念すべきデビュー作。美しいメロディーに時折見せる陰鬱な歌詞は当時のイギリス人に快く受け入れられた。90年代のロック新時代の芽生えとも言える、爽やかなサウンドが楽しめる。

モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ』(1993年)
ブラー
UKロックを体現した一枚!

 本作でブラーはイギリス的なロックを意識し、60年代から活躍したキンクスのような、シニカルでひねくれたメロディーとサウンドを構築。実力あるバンドだけあって、粒ぞろいの曲ばかりで非常にバランスの良いアルバムに仕上がっている。

デビュー』(1993年)
ビョーク

イン・ユーテロ』(1993年)
ニルヴァーナ
アングラに突き進む天才!


 ネヴァーマインドで世界を驚嘆させたニルヴァーナ。本作ではアングラへの回帰を果たし、陰鬱なサウンドが全編に渡って展開される。ニルヴァーナのファンの間では非常に評価が高く、こちらを最高傑作とする声もある。カート・コバーンという人物の心の奥底が垣間見える怪作!

メロウ・ゴールド』(1994年)
ベック
フォークにラップを混ぜてみました!

 90年代のオルタナブームの火付け役とも言えるベック。フォークにラップを乗せ「俺は負け犬、早く殺せよ」というサビの曲はまさにロック界の新発明! 以降も常に大衆を驚かせる音作りをするベックの、衝撃のデビューアルバムを体感せよ!

ザ・ダウンワード・スパイラル』(1994年)
ナイン・インチ・ネイルズ

ベテランバンドの名盤

ゲット・ア・グリップ』(1993年)
エアロスミス
スティーブン・タイラー大爆発!

 70年代デビューのエアロスミス。解散の危機を乗り越えて90年代に大復活。本作は豪快なギターサウンドと名バラードが楽しめるバラエティー豊かなロックアルバムとなっている。スティーヴンの歌唱力は絶頂期に入り、素晴らしい楽曲に迫力を与えている。90年代をたくましく突き進む絵エアロスミスの傑作!

レイザーズ・エッジ』(1990年)
AC/DC
癖になるギターリフ!

 もはや世界中のファンとアーティストから愛されるバンドになったAC/DC。本作は有名プロデューサーを迎えてサウンドを一新させ、ロック・アンセムとも言える大ヒット曲を世に送り出した。テンションの上がる独特の縦ノリサウンドは一度聞いたら癖になる!

ヴードゥー・ラウンジ』(1994年)
ローリング・ストーンズ
ブルースを大胆解釈!

 ロックの最初期から活躍するストーンズ。本作でグラミー賞を受賞する。特異のブルースを現代風に思い切って表現し、実に聴き応えのあるアルバムとなっている。ストーンズはこの時すでにメンバーは50代のおっさん。しかし、ここからさらにストーンズは20年以上活躍する。そう考えるとまだまだ若い。ストーンズを聞いてみるならここから入ってもいいのかもしれない。

90年代洋楽ロック名盤集![後半]

名盤中の名盤!

OK コンピューター』(1997年)
レディオ・ヘッド
90年代ロック界の最高傑作!

 レディオ・ヘッドが実験的な音作りを取り入れ、90年代のトップアルバムと評されるほどの作品が完成。以降の本格的な前衛音楽のサウンドと、初期のメロディアスで壮大なサウンド、その2つが絶妙なバランスで融合し、音楽的な広さを拡大している。オルタナティブ・ロックの金字塔。ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』と双璧をなす、90年代の最高傑作!必聴!

モーニング・グローリー』(1995年)
オアシス
美しいメロディーの応酬!

 類まれなるメロディセンスが一気に花開いたオアシスの最高傑作。ビートルズの再来とも言われたスタンダードなロックサウンドで、これでもかと名曲を詰め込んだベストアルバムのような内容。世界中で瞬く間に売れて、一気に90年代を代表するバンドへと成長。洋楽初心者にも是非ともおすすめしたい最高のアルバム!

メロンコリーそして終りのない悲しみ』(1995年)
スマッシング・パンプキンズ
渾身の陰鬱サウンド2枚組!

 ニルヴァーナ無き後のグランジを支え、さらなる音楽的広がりを見せたスマッシング・パンプキンズ。本作は2枚組の大ボリューム。内容も様式美や壮大さを増し、非常に充実したアルバムとなっている。レディオヘッドもオアシスも飲み込んでしまいそうな存在感を放つ、90年代の大傑作!

ブラー』(1997年)
ブラー
素晴らしきギターロックの名盤!

 ブリット・ポップブームに終わりを告げたブラーの新たな方向性を示したアルバム。それまでのポップな曲調は鳴りを潜め、オルタナティブ、インディー・ロック的とも言うべきギターサウンドを全面に押し出したアルバムとなっている。楽曲のクオリティは絶頂期に達しており、素晴らしく完成度が高い! 必聴!

ディグ・ユア・オウン・ホール』(1997年)
ケミカル・ブラザーズ
ビッグ・ビートに英国人熱狂!

 ダンスミュージックにおける商業的革命を起こしたケミカル・ブラザーズ。2作目の本作はダンス・ハードロックとでも言うべきサウンドに仕上がっており、インスト中心の構成ながら多くのロックファンを熱狂させた。ダンスミュージック入門にも最適なあるばむ。90年代以降の音楽シーンを改革した天才ユニットの名作は必聴である。

ザ・ベンズ』(1995年)
レディオ・ヘッド
美メロと壮大なサウンド!

 レディオ・ヘッドの初期の傑作。メロディアスで壮大、センチメンタルな一面も見せ、レディオ・ヘッドの良さがつまった名作。

さらばダスト惑星』(1995年)
ケミカル・ブラザーズ
ロックとダンスの架け橋!

 ケミカル・ブラザーズのデビュー作は、音楽的にはダンスだが、完全にロックである。ダンスミュージックかつインストでここまで完全にロックを表現したのは、歴史を見ても本作が初めてである。ノリのいいビートとリズムにギターサウンドが乗り、一気に聴けてしまう快作!

パラシューツ』(2000年)
コールド・プレイ
デビュー作にして完成されたサウンド!

 2000年以降に世界のビッグ・バンドとなるコールド・プレイ。本作ですでにその優しさに溢れる温かみのあるサウンドは完成されており、世界中で大ヒットを記録した。U2とよく比較されるが、エモーショナルなU2に比べて、コールド・プレイはいつも冷静なサウンドを展開する。その独特の世界を堪能せよ!

オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』(2000年)
U2
スタンダードな骨太ロックの名盤!

 2000年代に入ってもU2は名作を連発する。本作ではスタンダードなロックサウンドに回帰し、気持ちのいいアルバムに仕上がっている。ベテランとなってサウンド面の骨太さも加わり、時代を超えて愛される作品となっている。

アーバン・ヒムス』(1997年)
ザ・ヴァーブ
最高に気持ちいいシンフォニー!

 90年代イギリスで絶大なる指示を集めたヴァーヴ。その最高傑作とも表される本作は、現代のサイケデリック・ロックとでも言うべき、美しさと素晴らしいシンフォニーによって形成される爽快なサウンドに癒やされる。90年代の雰囲気を詰め込んだような気持ちのいい本作は必聴!

オディレイ』(1996年)
ベック
ジャンル分類不可能な究極のポップ!

 オルタナティブ・ポップがここに完成! 時にコミカルな印象を与える軽快かつシニカルなポップソングの数々が惜しみなく収録されている。90年代のオルタナティブ・ロックの手本とも言える名作!

カリフォルニケイション』(1999年)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
とにかくカリフォルニア!

 ハード・ロック的なサウンドを全面に押し出したパワフルな名作。レッチリの圧倒的演奏力によって肉付けされたハード・ロックは、他の追随を許さない力をもっている。ノリの良さは折り紙付きで、世界中で大ヒットした作品。

ホモジェニック』(1997年)
ビョーク

まだまだ尽きない名盤集!インソムニアック』(1995年)
グリーン・デイ
攻撃性を増したポップ・パンクの雄!

 デビューして瞬く間にスター街道に乗ったグリーン・デイ。2作目の本作はより激しさを増した攻撃的サウンドになっており、ファンの間では非常に評価が高い。キャリアを通じての名曲も数多く収録されており、2000年代以降の大作アルバムに通じる音作りも伺える。

ナイン・ライブス』(1997年)
エアロスミス
円熟期の芳醇なサウンド!

 エアロスミスのアルバムの中でも、大ヒット作を発表後のリラックスしたサウンドが楽しめる本作。バンドの作品の中ではそれほど話題に上がることはないが、名曲が数多く収録されており、非常におすすめできるアルバムになっている。

ザ・マスタープラン』(1998年)
オアシス
名曲ぞろいの裏ベスト!

 オアシスの裏ベストとも言える、シングルのB面曲を収めたアルバム。絶頂期の曲とあって素晴らしい出来であり、スタジオアルバムに加えてもいいほどの出来となっている。ノエル・ギャラガーがボーカルを取る曲も多く、その辺も見どころの一つ。

サレンダー』(1999年)
ケミカル・ブラザーズ

  ケミカルブラザーズの3作目はこれまででも最もキャッチーでポップ的な要素を含んだ仕上がりとなっている。イギリスを中心に有名アーティストとのコラボも多く、歌の入った曲も豊富で最も聴きやすい作品と言えるかもしれない。日本のCMなどでも使用された曲も収録。

ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ』(1999年)
フー・ファイターズ
苦労人がようやく手にした栄光!

 カート・コバーンの死によって解散したニルヴァーナ。そのドラマーであるデイブ・クロールが中心となりフーファイターズを結成。デビューから数年はヒットに恵まれなかったが、本作でようやく花開く。アルバムはアメリカを中心にヒットし、グラミー受賞も果たす。以降、2000年代のロックの中心的存在として活躍しつづける。本作はギターリフとメリハリある重いサウンドが特徴で、痛快なロックを披露している。フー・ファイターズを初めて聴くにもオススメの一作。

XTRMNTR』(2000年)
プライマル・スクリーム
エレクトリックハード!

 プライマル・スクリームは本作でエレクトロニカに本格的に舵を切り、ヘヴィーで機械的なロックを披露している。一歩間違えれば雑音になりかねない歪んだサウンドが奏でる曲は衝撃を受けること間違い無し。

スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』(2000年)
オアシス
究極の癒やし系サイケ!

 世界で大ヒットを飛ばした後、オアシスは『ビー・ヒア・ナウ』という自他共認める「失敗作」のために評価を大きく落としてしまった。その後に発売された本作は、評価はそれほど高くはないものの、60年代のサイケデリック・サウンドを取り入れた素晴らしい仕上がりになっている。評価が低いとは言え、それは絶頂期に比べての話。本作は隠れた名盤であり、相変わらずの素晴らしいメロディーも含めて必聴の一枚。

キッド A』(2000年)
レディオ・ヘッド
ロック界への問題提起!

 レディオ・ヘッド最大の問題作。人気絶頂の中でエレクトロニカ、ジャズ、前衛音楽といった挑戦的な要素を組み込み、21世紀のピンク・フロイドにも例えられるような、プログレッシブサウンドに仕上がっている。商業音楽としては難解な内容に賛否両論はあったものの、バンドの最高傑作としても数えられる一枚。