【2000年代】洋楽ロックの名盤とおすすめバンド⑤

2018年3月7日

2000年代のおすすめバンド

フー・ファイターズ
21世紀ハード・ロックの雄!

『There Is Nothing Left to Lose』(1999)
ブレイクのきっかけとなった傑作!

 フー・ファイターズの出世作。この作品からグラミーの常連となる。フー・ファイターズの曲調はパンクやハード・ロック寄りで、どことなくニルヴァーナ時代の雰囲気もある。ただ、決定的に違うのは明るいこと。あと、爽やかさ。当時は「元ニルヴァーナ」という印象が強く、どうしたってカート・コバーンと比べられてしまったんだと思うけど、この作品でそれらの影を振り払った感がある。

 とにかく聞きやすく、キャッチャーな曲が多い。特に、冒頭から5曲目までの流れはノリノリで最高! メリハリのある演奏に加えて、デイブ・クロールのボーカルも格好良い。フー・ファイターズを初めて聞くならおすすめの一枚。

『ワン・バイ・ワン』(2002)
よりヘヴィに進化!

 ポップさは前作の方が優れているけど、今作はとにかくハード&ヘヴィ。演奏や音も前作より洗練されている。この作品でフー・ファイターズの音が確立され、ニルヴァーナの影も完全に振り払った。デイブ・クロールのアーティストとしてのキャリアを振り返っても、重要な作品。

『イン・ユア・オナー』(2005)
動と静の二枚組! フーファイの最高傑作!

 フー・ファイターズの最高傑作と言っていい本作。2枚組で1枚目はハード・ロック、2枚目はアコースティックというこだわりの構成になっている。何より注目なのは一枚目の完成度。これまでのサウンドを継承しつつ、作品としての完成度を一気に高め、文句のつけようのないアルバムとなっている。

リンキン・パーク
オルタナ・メタルで世界を掴む!

ハイブリッド・セオリー』(2000)
衝撃のファースト・アルバム!

 リンキン・パークは日本でも人気のある、世界的なバンド。その最大の特徴は、ハード・ロックやメタルとヒップホップの融合。オルタナ・メタルの代名詞ともいえるバンドのひとつ。ヒップホップの基本とも言える打ち込みのサウンドに、ロックのギターとメロディー、ラップ、メタルの様式美やヘヴィネスを加えたといった感じ。意表をついた曲展開、壮大な音、流麗なラップとデスボイスの対比……などなど、聞いていて非常に面白い。

 世界中でメガヒットを記録。ラップは聞かないけどリンキン・パークは聞くというロックファンもいれば、ロックはあんまり知らないけどリンキン・パークは聞くというヒップホップファンもいる。双方の橋渡し的な役割も果たしたと思う。その辺はすごいし、ラップに疎い自分にとても非常にありがたい。

メテオラ』(2003)
サウンド面でさらなる進化・深化を見せた傑作!

 リンキン・パークのアルバムで最も評価が高いのはこれ。前作よりも音が洗練され、メロディーも素晴らしい。加えて、作品全体の流れも良く構成力抜群。言うことなしのアルバム。リンキン・パークはこの後もメガヒットアルバムを連発。2000年代のロックシーンにあって、最も存在感のあるバンドの一つと言える。

 リンキン・パークのアルバムはどれも素晴らしいので、ここで紹介した他のものもどんどん聞いて欲しい。日本を含めて世界的に大ヒットを記録した、2000年代を知る上で絶対に欠かせないバンド。

ホワイト・ストライプス
ガレージロック・リバイバルの旗手!

ホワイト・ブラッド・セルズ』(2001)
出世作にして新時代の扉を開いた名盤!

 60年代~70年代のロックを現代に蘇らせたような、レトロかつシンプルながら、新鮮で色気のあるサウンドが本作では見られる。激しいサウンドが響いたかと思えば、音の隙間に静寂の間がある。ドラムとギターのデュオという珍しい編成が、この動と静のサウンドを生み出している。2000年代には「ガレージ・ロック」がシーンの中心に躍り出るが、ガレージ・ロックがどんなものか知りたければこのアルバムを聞けばいい。

エレファント』(2003)
2000年代最高のアルバムはこれだ!

 全作発売当時は「ロック界の救世主」と言われたホワイト・ストライプス。本作ではよりハードさを増し、彼らの持ち味である静と動、音のメリハリを極限まで研ぎ澄ました感がある。本作は間違いなくロックの歴史に名を刻んだし、21世紀の音楽界への影響力は非常に大きい。

 曲調は全作と同じくブルース・ロックやハード・ロックだが、バンドがよく例えられるレッド・ツェッペリンのサウンドにさらに近づいたと言っていい。加えて、パンク的な攻撃性も増している。ガレージ・ロックの源流であるストゥージズ、最初期のパンクのサウンドが見え隠れする。激しさと哀愁を持ち合わせたジャック・ホワイトのボーカルも本作でさらに進化。文句のつけ用のない一枚!