Koboパーク宮城(コボパーク/旧コボスタ)のボールパークがすごい![球団経営,グルメ,座席]
楽天の球場はすごい!
もくじ
<ボールパークとは何か?>
- ボールパーク化が進む日本プロ野球
- ボールパークとは?
- 球団経営やチーム強化の面でもメジャーを見習う
<kobo(コボ)パーク宮城のボールパーク化>
- 1. スマイルグリコパーク
- パークの基本情報と、球団側のメリット
- 利用者にとってのメリット
- 2. 球界随一!50店舗を超えるグルメ・飲食
- グルメの充実度/球場外周部の飲食施設も豊富
- 球場改築と営業権獲得の成せる業
- 3. 多種多様な観戦スタイル(座席・シート紹介)
- セブン-イレブンシート
- エキサイティングフィールドシート
- バイバーリビングシート
- 各種ボックスシート
- イーグルシート
ボールパーク化が進む日本プロ野球
ボールパークとは?
ボールパークという言葉は、アメリカにおけるメジャーリーグの「球場」を指す言葉。メジャーリーグでは球場での試合以外での様々な楽しみ方を提供し、試合を見ることではなく、観戦を含んだ「球場に来ること」自体がレジャーとなっている。
試合の前のイベント、試合の合間のファンサービス、球場内のアトラクション、多種多様な飲食形態、球場外延部を含めた敷地内の施設、球場周辺の街全体でも野球を楽しめる工夫・雰囲気づくりなどなど。
日本ではまだそういった取り組みは少なく、「フランチャイズを徹底し、街とのつながりを含めてレジャー化された球場」を指して「ボールパーク」、そういった窮状を目指す動きを「ボールパーク化」などと呼んでいるというわけだ。
球団経営やチーム強化の面でもメジャーを見習う
このボールパーク化は、いくつかの球団でここ数年に積極的に進められている。横浜DeNAベイスターズ、広島東洋カープ、そして東北楽天イーグルス。これらの球団に共通しているのは、フランチャイズの徹底と球場の改築等も含めた施設の改築・増強だ。さらに、球団経営・チーム強化の面でもメジャーリーグの手法を積極的に取り入れ、近年急速に成績を上げてきている。
現在ボールパーク化の真っ最中であり、ある程度施設やサービスが整ってきた楽天イーグルス。その一例を動画で見てみよう。
動画の中で紹介されたアトラクション施設(スマイルグリコパーク)、大型ビジョンを中心とした映像アトラクション、座席・天然芝等の設備拡充、さらには球界随一と言われるフードサービスについて紹介していこう。
kobo(コボ)パーク宮城のボールパーク化
1. スマイルグリコパーク
パークの基本情報と、球団側のメリット
コボパーク宮城の象徴ともなっているのが、球場外のアトラクション・飲食施設を含む「スマイルグリコパーク」。バックスクリーンの大型ビジョン右後方に、球場と併設する形でつくられたこのパークには、有名な観覧車やメリーゴーランド、子供向けの遊具、バーベキュー、オープンテラスカフェなどが揃っている。ボールパークの目的を知る上でも、この施設は非常にわかりやすい例となる。
【スマイルグリコパーク】
- 施設:
遊具(観覧車、メリーゴーランド等)、オープンテラスカフェ、バーベキュー - 飲食施設:
- グルメスタジアム(カツサンド、肉巻きおにぎり等)
- mother port coffee(コーヒー、クロワッサン、ハンバーガー等)
- ケンタッキー
- 牛たん炭焼 利久
- ビストロPA-PA
- 入場方法:
観戦チケット、入園券(大人500円,子供300円)、年間パス - 各種イベントが随時開催
- パーク内からも試合が観戦可能
- スマイルグリコパーク – 楽天イーグルス
ポイントは子供が楽しめるというところ。ボールパークを考える上で「子供」「家族」というのは大きなポイントとなる。ボールパークの基本は何よりフランチャイズであり、街の人々が楽しめる球場施設が目的だ。そのために家族単位で楽しめる場所が求められる。さらに、子供は将来のファンになりうる。子供をがっちりつかんでおけば、同伴の親も球場に来るし、長期にわたった顧客獲得にも役立つ(また、後述するが、幹線以外の目的で来る顧客を取り込み、球場外の施設でお金を落としてもらうというのもメリットのひとつだ)。
利用者にとってのメリット
一方利用者側から見てもメリットは多い。野球観戦だけでは飽きてしまう子供を、うまく楽しませることができる。加えて、観戦チケットが無くても利用できる点は大きい。野球をガッツリ観戦する気は無くとも「なんとなく球場の雰囲気を楽しみたい」という人は多い。そんな人にとって、こういったフリーもしくは低料金の施設はありがたい。球場外の飲食施設でご飯を買っても良いし、バーベキューを楽しんでも良い。「野球観戦だけじゃない」という、まさにボールパークの好例と言える。
2. 球界随一!50店舗を超えるグルメ・飲食
- 参考:グルメ 楽天イーグルス
グルメの充実度/球場外周部の飲食施設も豊富
コボパークの飲食サービスは実に50を超える豊富な店舗数で、ありとあらゆるグルメを球場内外で楽しむことがでできる。球場外(スマイルグリコパーク含む)でも20近くの店舗があるので、観戦しない人でも敷地内で楽しむことができます。ここで3塁ホーム側中心にラインナップを見てみよう。
参考:Koboパーク宮城 飲食店舗一覧 – 楽天イーグルス公式
- 3塁側
- めん処 みちのく亭(讃岐うどん)
- SUBWAY(サンドイッチ)
- おつまみパラダイス グランドスラム(ロコモコ)
- 森のキッチン(カツカレー)
- ジャイロ(ホットドッグ)
- ムービングカフェ(コーヒー、パンケーキ)
- ラーメン 皇雅(ラーメン)
- イーグルステーキ(ステーキ丼)
- 鷲のスタメシ(豚丼)
- 炙り道場(串焼き)
- ドリンクスタジアム(カクテル・ビール)
- スイーツリーグ
- Asahi CHAMPIONS BAR
- 犬鷲酒場(おつまみ各種)
- その他抜粋
- 阿部蒲鉾店(笹かまのスイーツ等)
- お米ぎゃらりぃ(おにぎり)
- PIZZA-LA
- メトロ倶楽部(ホテルメトロポリタン仙台)
- 築地銀だこ
- スターズクレープ
- 成巧寿し(寿司、穴子丼)
- 超炭酸 角ハイの飲めるお店
注意すべきは「持ち込み禁止」が厳格化されているという点。だが、これだけの飲食サービスが整っていれば、むしろ球場飯を楽しんだほうがメリットが多いだろう。
また、東北のクラフトビール「イーグルスビア」も展開。
球場改築と営業権獲得の成せる業
楽天イーグルスを運営する楽天野球団(一般的に言う「球団」)は、元々あった宮城球場を改築し、費用を負担することで、球場を含む宮城野原公園の営業権を獲得している。そのため、球場内外でこれだけ自由に飲食店の設置・運営を行うことができている。
営業権というと難しい話に聞こえるが、要するに「球団運営」と「球場運営」があって、その両方の権利を有しているかいないかの違いだ。日本の球団では「球場運営」の権利を持っていない・一部しか持っていないところがあり、そのために施設や店舗の設置等も制限がかけられているという事情がある。その最たるものは日本ハムファイターズで、あれだけの人気球団で経営も上手にやっているが、球場の運営権を持っていないために実質的には赤字という現状だ。そのために休場移転問題が巻き起こっているというわけ。
一方で、イーグルスのように上手に営業権を獲得した球団にベイスターズがある。あそこはオーナー企業のDeNAが市を巻き込んでスポーツ事業の拡充を訴え、結果的に球団の改築&「球場所有」に成功している。結果的に球状内外のサービスは拡充の一途をたどり、今では客席稼働率が日本有数の人気球団となっている。
3. 多種多様な観戦スタイル(座席・シート)
- 参考:楽天イーグルス シーズンシート
※シーズンシートのサイトですが、シートの詳細など詳しく載っているので参考になります。楽天公式サイトなどにシートをまとめたページがなかなか見つからないので、こちらがいいかと思います。
セブン-イレブンシート
- 参考:セブンイレブンシート
セブンイレブン グループシート
外野席センター左脇にあり、5~8人利用可能なベンチシート・テーブルつきの区画。複数人でワイワイ楽しめる。価格は15,000~20,000ほど。複数人で割り勘すれば3,000円~4,000円ほどなので、割高感はない。
限定イベントとして、飲み放題付きのサービスも行っているようなので、パーティーや合コン感覚で楽しめる。
セブンイレブン ピクニックシート
ライトスタンドにある人工芝のフラットシート。こちらも最大10名まで使用可能でグループシートと同程度の価格。春先の天気のいい日など最高。
エキサイティングフィールドシート
広島のマツダスタジアムや札幌ドームでも見られる、内野グラウンドにせり出した形のシート。このシートの最大の特徴は、選手が間近に見られることと、座席がグラウンドよりも低い位置にあること。これによって恐ろしいくらいの臨場感を楽しめる。
内野のファールゾーンではイニング間の投手と捕手のキャッチボールも見れるし、試合前後のファンサービスも受けやすい。初めて球場に行く人や、遠方から来た人などが思い出作りに最適なシート。
バイバーリビングシート
レフト後方、外延部にせり出した大きなスタンドの一角には、ソファー付きのリビングを模したシートがあります。高い位置からゆったり見渡せるので、家族で利用するのもいいでしょう。
各種ボックスシート
椅子やテーブルつきのゆったりした複数人利用可能なボックスシートは、内外野バックネット裏などにいくつもあります。とにかく楽天のシートの種類は豊富で、全部把握しきれないほど。自分にあったシートを見つけるのがいいでしょう。
イーグルシート
野球好きの人が最も楽しめるといってもいい、バックネット裏からプレーや球場全体を見渡せるシート。コボパークは客席がなだらかな傾斜になっているため、ここから見る景色は非常に視野が広く球場の広がりを感じられる。価格は8,000円ほど。
一度は行ってみたい!
楽天ファン歴10年を超える私は、またコボパークに行ったことがない!! 設立当初に外から眺めたことはあるが、あの時とはわけが違う球場になっている。
これだけの施設を兼ね備えてる球場、仙台市民は羨ましい限り。地元の人も楽天ファンも、一度足を運んでみることをおすすめする。
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