Oasis(オアシス)まとめ【おすすめアルバム,名盤,レビュー】

2017年11月12日

ノエル・ギャラガーのソロの時代へ

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』(‘11,1st)
– オアシス時代の雰囲気を残す、名曲揃いの一枚!!

Noel Gallagher’s High Flying Birds

 2009年にオアシスが解散し、バンドのリーダーであるノエル・ギャラガーはソロ活動を開始。ファースト・アルバムがこの作品。解散から間もないいことに加えて、オアシス時代のデッドストックも収録されており、全体としてオアシス時代の雰囲気を漂わせている。ただ、何より驚きなのは楽曲のクオリティ。バンド時代のアルバムも加えてランキングをつけたとしても、上位に食い込んできそうなほど。オアシスで言うと中期のアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』、あるいは後期の『Don’t Believe the Truth』の楽曲に似ている。とりわけ、アルバム全体の一体感・統一感が素晴らしい。本国イギリスでも高評価。

 何よりうれしいのは、全曲ノエルの声が聞けるということ。はっきりいってキャリア終盤のリアムの声はひどかった。ライブはもちろん、アルバムですらひどかった。一方、ノエルは元々ボーカルとしての能力が高かったし、年を追うごとに歌も上手くなってきた。それでいて、40になっても声が劣化すること無く、むしろ高音なんかはどんどん伸びやかになってきた。そういうわけで、ソングライターとしてだけでなく、ボーカルとしてのノエルの貢献度も非常に高いのがこの作品。

 オアシスが好きな人はもちろん、洋楽あんまり知らないって人にもおすすめ。相変わらずメロディーは綺麗だし、キャッチャーな曲が多い。あと、アコースティック寄りの曲も多く楽器の音もシンプルでいい。

 

チェイシング・イエスタデイ』(‘15,2nd) – 傑作の呼び声高いセカンド・アルバム!!

チェイシング・イエスタデイ(初回生産限定盤)

 こちらはノエル・ギャラガーのセカンド・アルバム。前作のクオリティの高さもあってか、欧米および日本でのチャートアクションも前作より上回った。肝心の中身はというと、この作品で完全に「ソロ」として独自性を打ち出したという感じ。オアシス時代の雰囲気は薄く、楽曲のバリエーションも多彩。個性的な曲が多く、アルバム全体の完成度はピカイチ。傑作と言っていい出来だと思う。オアシス時代との比較はもう必要ないだろうけど、オアシスのファースト、セカンドに勝るとも劣らないほどのアルバム。

 オアシスファン及びノエルファンとしては、ソロの2作品を聞いて、「ああ、これであと5年10年は楽しめる」といったところ。50近くになっても全盛期と遜色ない曲をつくれて、声もほとんど劣化なし。この調子でいくと間違いなくあと2枚ほどは「名作」を生み出してくれるはず。日本での人気も健在なので、ライブでの来日も必ずある。極端な話、イギリスの新人アーティストでめぼしいのがいなくても、「ノエル聞いてりゃいいや」ってなる。

 余談だけど、2016年現在、弟のリアムのバンドはすでに解散。ビーディー・アイは非常に中途半端なバンドだった。2枚のスタジオアルバムもはっきり言って駄作。今はこれといって特別な活動をしているわけでもなさそう。そうなると、オアシス再結成とか考えてしまうけど、その必要は無いと思う。ノエルがソロでやっていくほうが全然いい。

洋楽

Posted by hirofumi