Oasis(オアシス)まとめ[おすすめアルバム,名盤名曲,レビュー]

2017年12月13日

オアシスからノエル・ギャラガーまで


OASIS (rockin’on BOOKS)

Oasis(オアシス)まとめ – もくじ

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  • Oasis(オアシス)ってどんなバンド?
    • プロフィール
    • 代表曲・おすすめ曲試聴
  • おすすめアルバム!!
    • ①評価の高いアルバム/初めて聞くのはどれ?
    • ②綺麗なメロディー・歌声が好き
    • ③ハード・重いサウンド、大作が聞きたい
    • ④シンプルなロックが好き
    • ⑤サイケデリック・ロックが好き
    • ⑥ノエル・ギャラガーの声が好き

<各アルバム・作品解説/Oasisの経歴・歴史>

  • イントロダクション
    • 90年代~2000年代のイギリスの顔
    • ビートルズ、ストーン・ローゼズ、ピストルズからの影響
    • 初期のリアムは天才的シンガー
  • 1. ビートルズの再来と言われたブリット・ポップ時代
    • Definitely Maybe』(1994[1st])
      ☆☆☆最高傑作☆☆☆
    • モーニング・グローリー』(1995[2nd])
      ☆☆☆最高傑作☆☆☆

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  • 2. 不当な酷評を受け続けた中期のオアシス
    • ビー・ヒア・ナウ』(1997[3rd])
    • Standing on the Shoulder of Giants』(2000[4th])
      ☆☆名盤☆☆
    • ヒーザン・ケミストリー』(2002[5th])

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  • 3. シンプルなサウンドへの回帰
    • Don’t Believe the Truth』(2005[6th])
      クラシック・ロックへの回帰
      ☆☆名盤☆☆
    • ディグ・アウト・ユア・ソウル(Dig Out Your Soul)』(2008[7th])
      ラストアルバムはサイケデリック・ロック
      ☆おすすめ☆
  • バンド解散(2009)。メンバーはソロと新バンドへ
    • 明暗分かれたノエル・ギャラガーとビーディー・アイ
    • 理想的なキャリアを築くノエル・ギャラガー

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  • 4. ノエル・ギャラガーのソロの時代へ
    • ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』(2011[1st])
      オアシス時代の雰囲気を残す、名曲揃いの一枚!!
      ☆☆名盤☆☆
    • チェイシング・イエスタデイ』(2015[2nd])
      傑作の呼び声高いセカンド・アルバム!!
      ☆☆名盤☆☆

Oasisってどんなバンド?

プロフィール

  • デビュー:1994年
  • 出身:イギリス(マンチェスター)
  • ジャンル:
    ロック、ブリット・ポップサイケデリック・ロックなど
  • メンバー:
  • 元メンバー:
  • 影響:
    ビートルズ、セックス・ピストルズ、ストーン・ローゼズ、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイなど
  • 同時代のアーティスト等:
    ブラー(英)、グリーン・デイ(米)、レディオ・ヘッド(英)、プライマルスクリーム(英)、ニルヴァーナ(米)、ケミカルブラザーズ(英)、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(米)、ベック(米)など。など
  • 音楽性:
     60年代のクラシカルなロックを基本にしつつ、80年代のブリティッシュ・ロック、70年代のパンク、60年代のサイケデリック・ロックなどを取り入れた楽曲が特徴。独特のディストーションをかけたギターサウンドと美しく親しみやすいメロディーラインが特徴。初期にはリアム・ギャラガーの独特の歌唱法とやわらかい声が印象的で、それとは対照的な高音部が伸びやかでキレのあるノエル・ギャラガーのボーカルがアクセントとなっていた。バンドのアティテュードは労働者階級出身という点が大きく、誰彼かまわず罵声とジョーク(皮肉)と暴言を浴びせるところはセックスピストルズからの影響がうかがえる。一方で社会問題等への批判などはあまりせず、楽曲の歌詞にもそれは見られない。あくまで自身の日常や、家族、友人、周囲のこと、あるは尊敬するアーティストなどを歌う曲が多い。

代表曲・おすすめ曲試聴

Live Forever(『Definitely Maybe』[1st](1994)収録)

 

Morning Glory(『Morning Glory』[2nd](1995)収録)

 

Stand By Me(『Be Here Now』[3rd](1997)収録)

 

Talk Tonight(『The Masterplan』[裏ベスト](1998)収録)

 

Sunday Morning Call(『Standing on the Shoulder of Giants』[4th](2000)収録)

 

Little By Little(『Heathen Chemistry』[5th](2002)収録)

 

Let There Be Love(『Don’t Believe The Truth』[6th](2005)収録)

 

I’m Outta Time(『Dig Out Your Soul』[7th](2008)収録)

 

Whatever(『Time Flies… 1994-2009』[Best版2010]収録)

アルバム分類・おすすめ作品

①評価の高いアルバム/初めて聞くのはどれ?

②綺麗なメロディー・歌声が好き

③ハード・重いサウンド、大作が聞きたい

  • ビー・ヒア・ナウ
    バンドが一乗りに乗ってた時に出された。ヒットはしたがアレンジ過剰で音が悪い。しかし、元々の楽曲のクオリティは非常に高い。慣れれば全然楽しめる。はまればむしろ最高傑作。
  • ヒーザン・ケミストリー
    キャリア中期のアルバム。重いサウンドにこだわった作品。セルフプロデュースで名曲多し。
  • ディグ・アウト・ユア・ソウル
    バンドのラストアルバム。サイケ色ありのヘビーなサウンド。

④シンプルなロックが好き

  • Don’t Believe the Truth
  • モーニング・グローリー

⑤サイケデリック・ロックが好き

  • Standing on the Shoulder of Giants
  • ディグ・アウト・ユア・ソウル

⑥ノエル・ギャラガーの声が好き

  • ザ・マスタープラン(ノエルのボーカル曲5つ)

★ソロを聞くべし!

各アルバム・作品解説
Oasis(オアシス)の経歴・歴史

イントロダクション

90年代~2000年代のイギリスの顔

 90年代から00年代にかけて、イギリスのロック、ポップの中心にいたのがオアシス。曲調はオーソドックスなロックで、特に聞きやすいメロディーが特徴。そのためか、日本でも結構人気がある。そんなオアシスは、デビュー当初は、ブラーと並んでイギリスのブリット・ポップ・ムーブメントの中心的存在として位置づけられていた。

 オアシスのバックグランドを見れば、まずは60年代から70年代にかけての黄金期のロックの影響がある。ビートルズやローリング・ストーンズ、ボブ・ディランあたり。それから、70年代のパンク。セックス・ピストルズ。さらに、彼らのデビュー数年前に登場したストーン・ローゼズ。これらの影響を受けているのが特徴。曲調は特にストーン・ローゼズやピストルズからの影響が大きい印象。もちろん、アルバムごとにそれも違ってくる。

ビートルズ、ストーン・ローゼズ、ピストルズからの影響

 まず、デビュー・アルバム『Definitely Maybe』を聞くと、ストーン・ローゼズのファーストアルバムの影響をモロに受けているのがわかる。オアシスのメンバーがローゼズを好むというのもあるけど、彼らの世代のイギリスのミュージシャンは、もれなくローゼズの影響を受けていると言うのが正しい。それくらい、イギリス国内でのローゼズの存在感は大きい。

  オアシスの中心メンバーはギャラガー兄弟。ボーカルが弟のリアム・ギャラガー、リードギターでソングライティングを行うバンドのリーダーが兄のノエル・ギャラガー。実質的にオアシスを支えているのは兄のノエルなんだけど、初期のオアシスを語る上では弟リアムの存在もかなり大きい。というのも、この頃のリアムの声が素晴らしい。

初期のリアムは天才的シンガー

彼の声質は度々「ジョン・レノンジョン・ライドンの融合」等と表現されてきた。

引用元:リアム・ギャラガー – ライブパフォーマンス – wikipedia

 昔のロックを聞いていないとこの例えはわかりにくいかもしれない。ジョン・レノンはロック史に残る名ボーカリストとしても有名。その声は、鼻づまりが怒鳴ったような声。その一方で、柔らかく優しい声でもある。一方、ジョン・ライドンは声というより歌い方。

 実際のリアムはもっとやわらかい声だけど、確かに影響を感じる。実際、リアム本人は息子に「レノン」と名付けるくらいジョン・レノンが好きだし、兄弟揃ってピストルズが大好き。意識して歌っているところもある。1st収録のRock ‘N’ Roll Starなんかは、ピストルズのHolidays In The Sunからの影響を受けているのがよく分かる。この辺からも、昔のロックから影響を受けたバンドだということがわかる。

1. ビートルズの再来と言われたブリット・ポップ時代

Definitely Maybe(ディフィニトリー・メイビー)』(1994[1st])
最高のデビューアルバム!
★★★最高傑作★★★


Definitely Maybe

 オアシスの1stは、彼らが影響を受けたアーティストの色が濃く出ている。ギャラガー兄弟が良く口にするアーティストは、ビートルズ、セックス・ピストルズ、ストーン・ローゼズといったところ。ザ・スミスやザ・フーなんかの名前もよく出てくる。つまり、イギリス出身のバンドからの影響が強く、オーソドックスなロックを好む。このアルバムでは、例えば#1「Rock ‘N’ Roll Star」なんかは、ピストルズの「Holidays In The Sun」にそっくり。ボーカルのノエルの歌い方も、ジョン・ライドンっぽい。音作りの点で言えば、ピストルズに加えてザ・フーにも似ている。パンク的な荒々しいギターも特徴。

 他にも、#5「columbia」は、彼らはもとよりイギリスのアーティストが敬愛してやまないストーン・ローゼズの曲調。リアムの間の抜けたような、放り投げるような歌唱法は、イアン・ブラウンに似てなくもない。一方で、#2「live forever」#10「slide away」のような美しいメロディーラインを持つオーソドックスな曲も書く。ここにあげた4曲はオアシス屈指の名曲。当然、アルバムのクオリティも高い。この他の曲もとにかく聴きやすく、ビッグ・バンドになることを予感させる作品になっている。

 世間的な評価では、今作はキャリアの中でも最高傑作にあげられることもある。その評価は頷けるが、オアシスのアルバムはどれもクオリティが高く、名作揃い。彼らのバックボーンと共に、UKロックを知るのにおすすめのアルバム。

モーニング・グローリー』(1995[2nd])
心地よいサウンドと至福のメロディー!
★★★最高傑作★★★


モーニング・グローリー

 オアシスのセカンド・アルバムはとにかく売れに売れまくった。イギリス国内だけでも400万枚を超え、これまでに世界で2000万枚以上の売上を記録。アルバムは心地よいメロディーを持った曲が多く、その売上と相まって、「ビートルズの再来」とまで言われた。

 前作との違いは、オリジナリティを確立したところ。前作は音楽性の幅広さがあった反面、影響を受けたアーティストの色が強く出ている曲が多かった。一方、 セカンドでは完全に「オアシスの音」を確立。作品全体の統一感、完成度もより高くなっていて、名実ともにオアシスのベストにあげられる。当時はあまりにクオリティが高く、全曲シングルカットしようかという構想もあったとか。実際にそうであっても疑問はないくらい、個々の曲のクオリティは素晴らしい。初めて聞いて一発でハマる。

 90年代の洋楽アルバムを一つおすすめしてくれと言われれば、『モーニング・グローリー』をあげると思う。より芸術性の高いアルバムを出したアーティスト、技術面で優れたアーティストはたくさんいたし、オアシスよりもアルバムが売れたアーティスト、世界規模で売れたアーティストもたくさんいる。ただ、これだけキャッチーでメロディアス、オーソドックスで大衆性を有したアルバムは同年代で他にはない。もっともっと評価されるべき、素晴らしいアルバム。

  また、音がより大きく、壮大になったのもこのアルバムの特徴。この後、オアシスは音へのこだわりを追求した作品を発表していくことになる。特に、ギターサ ウンドを強調した曲調へと変化していく。初期の柔らかく包み込むような音と美しいメロディー、中期のギターサウンド、その過渡期にあるアルバムと言っても いい。2つの特徴が絶妙なバランスで調合されている。

 洋楽初心者、オアシスを初めて聴く人、ロック初心者、すべてにぜひともおすすめしたい、名盤中の名盤!!

⇒page2「理不尽な酷評を受け続けた中期のオアシス」