新人賞の選び方、新人賞の傾向と対策[小説の書き方,応募,準備]

2018年3月23日

新人賞の選択から傾向と対策まで

画像:いらすとや

もくじ

新人賞のジャンル選び
  • 純文学系新人賞(締切順・代表的なもの)
  • 大衆・エンターテイメント系新人賞(締切順・代表的なもの)
新人賞の傾向と対策
  • 新人賞を主催する文芸誌を入手する
  • 文芸誌の選評の読み方
  • 編集者、新人賞の選考委員、作家などの本を読む

小説の書き方まとめ

新人賞のジャンル選び

純文学系新人賞(締切順・代表的なもの)

新潮新人賞(新潮社)
  • 枚数:原稿用紙250枚以内(短篇も可)
  • 締切:3月31日
  • 発表:10月(「新潮」11月号、予選結果は10月号)
  • 副賞:50万円
すばる文学賞(集英社)
  • 枚数:原稿用紙100~300枚
  • 締切:3月31日
  • 発表:10月(「すばる」11月号)
  • 副賞:100万円
文藝賞(河出書房新社)
  • 枚数:原稿用紙100~400枚
  • 締切:3月31日
  • 発表:「文藝」冬季号(10月発売)
  • 副賞:50万円
文學界新人賞(文藝春秋)
  • 枚数:原稿用紙70~150枚
  • 締切:9月30日 6月30日/12月31日(年2回)
  • 発表:「文學界」5月号
  • 予選結果は4月号 11月号/5月号
  • 副賞:50万

群像新人文学賞(講談社)
  • 枚数:原稿用紙70~250枚
  • 締切:10月31日
  • 発表:「群像」6月号
  • 副賞:50万

太宰治賞(筑摩書房)
  • 枚数:原稿用紙50~300枚
  • 締切:12月10日
  • 発表:5月
  • 副賞:100万円

大衆・エンターテイメント系新人賞(締切順・代表的なもの)

新潮エンターテインメント大賞
  • 枚数:原稿用紙250~500枚
  • 締切:2月末日
  • 発表:10月(「小説新潮」11月号)
  • ※現在募集しているか不明(2018/1/23)
小説すばる新人賞(集英社)
  • 枚数:原稿用紙200~500枚
  • 締切:3月31日
  • 発表:9月(「小説すばる」11月号)
  • 副賞:200万
オール読物新人賞(文藝春秋)
  • 枚数:原稿用紙50~100枚
  • 締切:6月20日(※2018年度)
  • 発表:「オール読物」11月号
  • 副賞:50万

小学館文庫小説賞
  • 枚数:40×40字75~200枚
  • 締切:9月30日
  • 発表:5月(小説館HPにて)
ボイルドエッグズ新人賞

新人賞の傾向と対策

新人賞を主催する文芸誌を入手
バックナンバーで過去の選評を分析

 小説の新人賞は、通常は出版社が主催しており、各社の文芸誌にて選考結果と選評が発表されます。新人賞を主催する文芸誌の情報は、この記事の冒頭「新人賞のジャンル選び」のところで確認して下さい。

 たとえば文學界新人賞ならば、「文學界」の6月号と12月号になります。この場合、過去の6・12月号のバックナンバーを入手し、どのような作品が選ばれたか、どのような点が評価されたか、などを分析していきます。

 入手方法は、直接注文してもいいですし、書店に注文することもできます。また、Amazonなどでも購入可能です。また、図書館で借りることもできます。図書館は古いものでも簡単に入手できるのでおすすめです。

バックナンバー入手例:文學界新人賞

文芸誌の選評の読み方

 文芸誌の選評では、受賞作と最終候補作について、選考委員がそれぞれコメントを述べています。まずはそれらをざっと読んでみましょう。受賞作のあらすじや特徴、どこが評価されて受賞に至ったか、逆に受賞はしたものの、プロから見た際の作品の欠点なども確認できます。

 選評の後には、受賞作が掲載されています。受賞作の他にも、佳作、特別賞なども掲載されていることも多いです。先ほどの選評を念頭に入れて読むと、ポイントが良くわかります。

 選評はまた、それぞれの新人賞の趣向を知るのにも役立ちます。純文学系とエンタメ系の賞で傾向は大きく分かれますが、純文学系の中にもエンタメ寄りのもの、逆にエンタメ系の中でも純文学寄りのもの、さらに系統はあっても実質的にノンジャンルのものもあります。

編集者、新人賞の選考委員、作家などの本を読む

 編集者や選考委員、あるいは下読みや選考の経験をしたことのある作家が、新人賞について本を書いていることがあります。応募の基本から、選考の方法、受賞のために必要なことなど、かなり役立つ情報が詰まっています。新人賞に応募するならば、読んでおいて損はありません。知っている範囲ですが、いくつか本をあげておきます。


ダ・ヴィンチ渾身 本気で小説を書きたい人のためのガイドブック

 小説の書き方、プロ作家のアドバイス、新人賞の傾向など、小説執筆について総合的な情報を得ることができます。


あなたも作家になれる

 かつて文藝春秋で編集者として活躍してきた「高橋一清」さんの本です。多くの作家デビューに携わった経験があります。本の中では、新人賞への応募からデビュー後について特に詳しいです。選考の際のプロセス、選考で落とされる作品の特徴などが書いてあり、実践的な内容です。


スーパー編集長のシステム小説術