小説の参考書(ハウツー本)は何がおすすめか?

2017年11月8日

小説の基礎からテクニックまで、参考書をまず読もう!

 もくじ

 

「ベストセラー小説の書き方」
~いかに読者を楽しませるか? アメリカのベストセラー作家の参考書~

  「ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)」は、小説のハウツー本として有名なものの一つです。80年代から活躍しているアメリカのベストセラー作家である「ディーン・R・クーンツ」が書いたものです。ハウツー本と言えばまずこれというほど、有名な本です。本の内容は「いかに読者を楽しませるか」に重点を置いていて、「幅広い読者に読まれる本こそ価値がある」と言うのが作者の考えです。非常に実践的な内容であり、特にストーリーやプロットの作り方について詳しいです。

 目次(抜粋)

第一章 本書はなぜ書かれたか
第二章 偉大な名作を書く
 多数の人に読まれなければ意味がない/悪人は書きやすく、ヒーローは書きにくい 他

第三章 移り変わる出版市場 
第四章 ストーリー・ラインを組み立てる
 ストーリー・アイディアを見つけるには/古典的プロットのパターン/最初の三ページが勝負だ/相次ぐ困難によって主人 公を追い詰めよ/結末がおもしろくなければ失敗作とみなされる 他

第五章 アクション、アクション、アクション
第六章 ヒーローとヒロイン
 主人公に要求される五つの資質 他

第七章 信憑性のある登場人物をつくりだす
 登場人物のすべてを知り尽くせ/登場人物の「身辺調査書」づくり 他

第八章 登場人物にいかにもありえそうな動機を与える
第九章 背景描写(バックグラウンド)
第十章 文体について
(他、全十四章)

 

  内容をまとめた記事もあるので、そちらも合わせてどうぞ

 

 

「シナリオの基礎技術」
~有名シナリオライター養成所の講師が、物語の基礎を伝授~

 「シナリオの基礎技術」 はタイトルからもわかるように、テレビドラマ、映画、演劇の脚本を書くための知識や技術について書かれています。小説専用の本ではないものの、「ストー リー」「キャラクター」「描写」「構成」の書き方についてしっかり学ぶことができます。また、シナリオと言うのは話の流れを簡潔に表したものであり、小説 を作る際のプロットに似ています。小説の構成をする上で非常に役立つ本です。

 内容が非常に充実しており、一度読んだ後でも、小説を書いていて躓いた時に、辞書代わりにして使用できます。かなり説明が詳しいので、ぜひとも手元に置いておきたい一冊です。

目次(抜粋)

Ⅰ はじめに
Ⅱ 実習するための基礎技術
Ⅲ シナリオとはどんなものか
Ⅳ 構成と発想のための技術
 1.発想について (1)テーマ (2)モチーフ (3)素材
 2.構成の実際 (1)起 (2)承 (3)転 (4)結 (5)ノートのとり方
 他

Ⅴ どうしても知っておかねばならない基礎技術[1]
 1.起(ファーストシーン)
 2.ファーストシーンの技術
 3.面白い展開部(承)
 4.クライマックス(転)
 5.余韻のある結(ラストシーン)
 他

Ⅵ どうしても知っておかねばならない基礎技術[2]
Ⅶ どうしても知っておかねばならない基礎技術[3]
 人物の種類/人物の紹介法 他

Ⅷ どうしても知っておかねばならない基礎技術[4]
Ⅸ シナリオ診断学からみた43の誤り
Ⅹ シナリオ診断学からみた面白くするための31の技術
 2.省略によって面白くする四つの技術
 3.葛藤によって面白くする四つの技術
 4.効果を高める七つの技術
 他

 

  内容をまとめた記事もあるので、そちらも合わせてどうぞ

 

 

「冲方式ストーリー創作塾」
~「天地明察(上) (角川文庫) 」にて本屋大賞を受賞した有名作家のプロットがまるごと読める!~

 本書では著者の作品が3つ紹介されていて、作品ごとの実際のプロットを見ることができます。紹介されている作品は以下の3つ↓

 小説を書くにあたっての「アイディア」「企画」「プロット作成」という執筆前の準備段階について特に参考になります。また、小説を書くにあたってのコツや練習方法などもたくさん書いてあり、初心者に何かと役立つ本です。

 目次

【ホームルーム】本書について
「小説が書けるようになると、何か良いことがあるんですか?」/「技術論を書いて いるヒマがあったら、小説を書いた方が良いんじゃないですか?」/「技術論は、とっても偉い作家が書くものじゃないんですか?」/「作家が書いたものは、 誰にも真似できないものである」/「小説家は孤高・孤独・孤立でなければならず、情報交換をするのはみっともない」/「他のメディアにふれることは、小説 を書く上での参考にはならない」
【1時間目】マルドゥック・スクランブルの書き方
STEP1:編集者の要請/STEP2:種書き/STEP3:骨書き/STEP4:筋書き/STEP5・6:肉書き・皮書き

《休み時間その1》デビューする前に決めたこと

【2時間目】カオスレギオンの書き方
STEP1:主要人物の種書き/STEP2:プロット/STEP3:人物とプロットの調整/STEP4:交渉ーーそして推敲

《休み時間その2》アシスタント制度

【3時間目】蒼穹のファフナーの書き方
STEP1:人物とプロット/STEP2:ぶった切り/STEP3:再構成/STEP4:執筆

《休み時間その3》作家性

【4時間目】とりあえず書いてみましょう
その一 主題探しのコツ/その二 テレビ番組遊び/その三 擬人化遊び/その四 四コマ漫画/その五 パロディ

《お昼休み》新人を取り巻く状況について

【5時間目】こんな風に言われたんですが
「説 得力がない」と言われました/「リアリティがない、作品にのめり込めない」と言われました/「意外性がないよ」と言われました/「意外性がないよ」と言わ れました2/「君の作品は目新しさがない、面白味がない」といったことを言われました/「インパクトがない」と言われました/「感情移入できない」と言わ れました/「文章が下手だ」と言われました

《放課後》読む娯楽から、書く娯楽へ
さっそく応募! 新人賞募集要項一覧

 (「楽天ブックス」より引用)

 内容をまとめた記事もあるので、そちらも合わせてどうぞ

 

 

「ミステリーの書き方」
~名だたる現役有名作家が小説の書き方を公開!~

 本書では43人のミステリー作家が、小説の書き方を紹介しています。
 項目ごとに別の人が担当しているので、気になるところを拾い読みするのがいいでしょう。文字が小さめで500ページ近くある分厚い本なので、全部読むのは大変です。ただ、ハウツー本としての、全体の統一性もきちんとあります。ミステリーについての基本情報、心構え、ミステリー小説の書き方、テクニックまでプロのノウハウを学べます

 目次(抜粋)

目次】
第1章 ミステリーとは
 はじめに人ありき(福井晴敏)
 ミステリーを使う視点(天童荒太) ほか
第2章 ミステリーを書く前に
 オリジナリティがあるアイデアの探し方(東野圭吾)
 どうしても書かなければ、と思うとき(法月綸太郎) ほか
第3章 ミステリーを書く
 プロットの作り方(宮部みゆき)
 プロットの作り方(乙一) ほか
第4章 ミステリーをより面白くする
 書き出しで読者を掴め!(伊坂幸太郎)
 手がかりの埋め方(赤川次郎) ほか
第5章 ミステリー作家として
 シリーズの書き方(大沢在昌)
 連作ミステリの私的方法論(北森鴻) ほか

 内容をまとめた記事もあるので、そちらも合わせてどうぞ