『ミスター・ロボット』シーズン1エピソード7,8のレビュー!

2015年11月23日

シーズン1もいよいよラストへ……
あらゆる問題は核心へと迫っていく!

前回までのあらすじ
 エリオットはエフソサイエティのメンバーと共に、スティールマウンテンに進入する。トラブルに見舞われるも予定通り温度調節システムに基盤を埋め込むことに成功。
 アジトにていよいよ計画実行と言う時、問題が発生。計画へ協力するはずの「ダークアーミー」が参加を拒否。ダークアーミー無しでは中国のデータセンターを破壊することができない。スティールマウンテンのデータ破壊も無意味になる。計画は頓挫してしまった。
 一方、エリオットの元に麻薬の売人ベラから連絡があった。「刑務所から出せ」と無茶な要求をし、シェイラを拉致。エリオットはダーリーンと共にベラを脱獄させるも、シェイラは殺されてしまう。想像以上の危険人物ベラは再び野に放たれた。

ミスター・ロボット シーズン1 エピソード7 「ソース」のレビュー

活動停止。かすかな希望。

 シェイラとの別れの余韻に浸るエリオット。主治医のクリスタとも、残り1度のカウンセリングで最後。これまでの生活から、いくつかのものを失うこととなったエリオット。

 エフソサイエティは活動停止。ほとんど解散状態。ミスター・ロボットは仲間を訪問し、あくまで計画は続行中だと説明する。仲間の中で唯一、ダーリーンだけは積極的だった。彼女はハッキングによって仲介役のシスコになりすまし、ダークアーミーとの接触を試みていたのだ。

 ダーリーンの勝手な行動に対し、シスコは「これまでだ」と協力を打ち切る。しかし、彼女のメッセージはすでに届いており、ダークアーミーから会うことを許可された。

アンジェラとコルビー

 一方、アンジェラはコルビーの自宅で、二人きりでの面会の機会を取り付けた。彼女が聞きたかったのは、「廃棄物汚染問題を隠蔽すると決めた経緯」。その見返りに、オールセーフへのハッキングの件で、コルビーの無実を証明すると持ちかけた。その場では侮蔑の言葉とともに一笑に付されたアンジェラ。しかし、直後、コルビーの方から再面会の誘いを受ける。

 「スコッチをあおり、葉巻を吸いながら決めた」

 これが、コルビーの答えだった。アンジェラは裁判で証言する意志を固め、社長のギデオンに伝えた。彼は猛反対した。アンジェラの行為は、会社とすべての社員の家族の生活を潰す行為だ、と。

自暴自棄のウェリック。エリオットの告白。

 イービルコープ内では、最高技術責任者を巡る争いに決着がついた。ウェリックは様々な策略をしたものの、あえなく落選。あらゆる手を使ってここまできたウェリック。彼を阻んだのは、競争相手の妻。ウェリックは、それまで抑えていた激しい怒りを抑えきれず、女を殺してしまう。

 そしてエリック。最後のカウンセリングの席で、クリスタの目の前で、彼女しか知るはずのない個人情報を語る。以前からクリスタをハッキングし、過去の秘密から性癖に至るまで、すべてを調べあげていた。エリオットは最後に、「言われた通り、真実を語った」と言った。

感想

coming soon……

 

 

 

ミスター・ロボット シーズン1 エピソード8 「ホワイト・ローズ」のレビュー

プロジェクト再開。メンバー再結集。

 様々なものを失ったものの、プロジェクトの成功に再び光が見えてきた。エフソサイエティは再結集し、準備を進める。新設のデータ管理施設も含めて、すべての施設の攻撃の準備は整った。後はダークアーミーの協力を取り付けるだけ。

 一方、ダーリーンは、何者かに監視されていた。電車の中で彼女を付けていた2人の男は、「手順を踏むべきだ」と謎のメッセージを残し、彼女の元を去った。ダーリーンは危険が迫っていることを仲間に伝えるも、プロジェクトはどんどん進んでいく。

ホワイトローズ登場

 コルビーは釈放され、イービルコープへのハッキング事件は振り出しに戻る。その件に関して、オールセーフ社長ギデオンと、イービルコープのウェリックが面会していた。その席で、ギデオンの携帯電話に、全ネットワークがダウンしたとの知らせが入った。

 オールセーフは、全社員がハッキングへの対処に悪戦苦闘。そんな中、エリオットはオリーのメール履歴をチェックし、アンジェラとのやりとりを発見する。アンジェラは、脅迫されていたことを告白。(オールセーフへのハッキングは時間稼ぎ。)

 一方、オリーはシスコに依頼され、エリオットにデータドライブをある場所に運ぶように命じた。向かった先にはホワイトローズがいた。オカマ口調でアジア系の顔立ちのローズは、「3分だけだ」とエリオットと話し始める。

点と点が一本の線へと繋がる

 ここで、これまでの一連の話が一つに繋がる。ホワイトローズの仲介役シスコは、街中でオリーにCDを渡し、彼のPCをハッキング。彼を脅迫し、オールセーフのPCも感染させる。そして今回のオールセーフのハッキング騒ぎが起こった。では、なぜそんなことをしたのか? それは、エリオットを疑い始めたギデオンの気をそらすためだった。コルビーをはめた時点で、ギデオンはエリオットを疑い始めた。そこで、ホワイトローズが裏で手を回し、一連の出来事が起こったのだった。

 そして、ホワイトローズは最後に一つ、プロジェクトへの協力に向けて、一つの条件を出した。ギデオンはイービルコープのセキュリティを強化すべく、不正アクセスを感知するプログラムをセットし、エリオットの動きを監視していた。それを取り除くというのが、彼の提示した条件だ。

ダーリーン、ミスター・ロボット、エリオットの関係

 ギデオンの個人情報を盗み、ホワイトローズの条件をクリアしたエリオット。ダーリーンと共に、喜びに浸っていた。彼女の「大好き」という言葉に、思わずキスをしたエリオット。そこでダーリーンは、急に態度を変え、目を見開いた。

「私を誰だか知ってるの?」
 ダーリーンの質問に、エリオットは混乱。そして、彼は答えた。
「妹だ」

 混乱したまま帰宅したエリオット。自分の記憶を疑い、自分が誰なのかわからなくなった彼は、自らをハッキングした。しかし、ネット上に自分の個人情報は一つも無かった。続いて、過去のハッキングデータを記録したディスクを開く。そこに、無印のファイルを見つける。

 ファイルを開くと、ミスター・ロボットと共に映る幼いエリオットとダーリーンの姿があった。ミスター・ロボットは、死んだ父親、その亡霊だったのか。そして、ミスター・ロボットは言った。
「話をしよう」

感想

シーズン1のラストにふさわしい伏線回収

 シーズン1のラストということだけあって、これまでの伏線がどんどん回収される。オリーやオールセーフへのハッキングの件、その黒幕がわかるところなんか、見ていてスッキリする。そして何より、衝撃の事実。

 ダーリーンはエリオットの妹で、ミスター・ロボットはエリオットの父……。この3人が何か重要な関係性を持っているのは何となくわかっていたし、血縁関係にあってもおかしくはない。でも、驚き。そして、この先この関係性によってどう話が膨らんでいくか。そこがかなり気になる。連続ドラマの展開としては最高。言うことなし。

アメリカのドラマはよく出来てる。

 アメリカのテレビドラマを見たのは久しぶりだけど、作りがしっかりしているのはさすが。物語は面白いし、編集の仕方も上手い。わざと話を細切れにして、謎の多い話に作り変えてる。ちょっと違和感があるくらいのつくりが調度良く、面白さ以外にも作品としてのセンスや芸術性も兼ね備えてる。

 日本のドラマは嫌いじゃないし、最近は持ち直しているけど、アメリカの作品と比べると雲泥の差。このミスター・ロボットもそうだけど、くどくど説明しないし、観る人に考えさせるところが良い。視聴者を馬鹿にしていない感じが、すごく好感持てる。

 テラスハウス見てキャーキャー言ってるようじゃ、日本のドラマの未来は無いよ! 笑

 

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