『ミスター・ロボット』シーズン1エピソード5,6のレビュー!

2015年11月23日

スティールマウンテンへの侵入開始。
計画はいよいよ実行段階へ!?

前回までのあらすじ
 ハッカー集団エフソサイエティとの関係を切ったエリオット。彼は「普通」の生活を求めて、生活を立てなおそうとする。シェイラと恋人になり、社長のギデオンの食事会に参加し……。わずかな間だが、普通の生活の楽しさを実感するエリオット。しかし、イービルコープが父の病気の原因であったことを知り、彼はエフソサイエティへ戻り、計画への参加を決意する。
 イービルコープのデータ破壊計画、しかし、いくつかの問題が発生する。セキュリティ強化のためのデータ保管施設増設と、麻薬に依存していたエリオットの禁断症状だ。一方で、彼の周囲も慌ただしくなる。アンジェラとシェイラの接近、ダーリーンは計画のカギを握る人物を探し始める。
 そして、エリオットは、仲間のサポートで何とか正気を取り戻す。

ミスター・ロボット シーズン1 エピソード5 「弱点」のレビュー

スティールマウンテンへの侵入

 スティールマウンテンに侵入したエリオット、ミスターロボット、ロメロ、モーブリーの4人。他の3人を駐車場の車内に残し、エリオットは受付へと向かう。社員のSNSへのハッキングによって情報を収集、wikipediaの書き換え(エリオットの個人情報の書き換え)によってエリオットを架空のIT長者に仕立てあげ、内部への侵入に成功する。

 想定外の事態に右往左往しているところに、イービルコープの技術責任者ウェリックがやってくる。オールセーフに関する用事で、施設へやってきたと言う。エリオットは機転を利かせ、彼を上手く利用し、目的の階層へと進入することに成功。だが、ここでウェリックのことが気になり始める。彼はどこまで知っているのか。エリックたちの侵入にも事前に気がついていて、あえて待ち伏せしていたのではないか。エリオットは疑心暗鬼のまま、席を離れてトイレに向かう。そこで、基盤を接続する配線がトイレの近くにあることに気がつき、作業にとりかかる。間が悪くウェリックがやって来て、エリオットがコルビーをはめたこと、父親の病気のことなどを話す。しかし、彼はエフソサイエティのこと、今回の計画のことは知らなかった。ウェリックと別れ、エリオットは無事に接続を終えた。

実行寸前での計画頓挫

 計画の鍵を握るダーク・アーミーは、突如計画への強力を拒否。彼の協力がないと、中国にあるデータセンターを破壊できない。スティールマウンテンへの攻撃も無意味になってしまう。エフソサイエティは、計画の練り直しを余儀なくされた。
 一方アンジェラは、脅迫犯の指示通り、オールセーフのPCに不正プログラムをインストール。オリーにも別れを告げ、すべてを捨てて実家へ戻った。そこで、父親とイービルコープとの関係を知る。
 そして、もう一人の人物が動きを見せる。シェイラへ麻薬を流していたベラだ。ベラは自分を告発した人物を探しており、エリオットのことを思い出す。そして、久しぶりに自宅へ戻ったエリオットへ、電話をかけるのであった。

感想

 5話はスティールマウンテンへの侵入がメイン。ようやく計画が開始されたということで、見ていて面白い。ハッキングだけで現実世界の施設へ侵入するところが、スリリングで良い。また、そのシーンでも登場したウェリックが気になる。彼は今後も重要なところで物語の流れを左右しそう。敵か味方か。どっちに転んでもおかしくない。視聴者に好かれる悪役。

 エフソサイエティ以外の部分では、ここまでと同じく3人の女が中心になってる。アンジェラはどんどん騒動に巻き込まれていく。ちょっとかわいそう。シェイラはウエイターのバイトなんか始めちゃって、結構楽しそう。でも、裏で何を考えているのか。そんでダーリーンはちょっとヘマをする。すごい人間らしい部分が見えて、好感度アップ。賢いけどちょっとイカれてるキャラだったのが、繊細でマジメ、責任感のある女の子になりつつある。

 また、5話では冒頭とラストで麻薬の売人ベラが登場。ベラが今後どんな動きに出るか予想がつかない。ここが結構ハラハラする。想像以上に重要な人物だったのかなあ、なんて思う。

 5話なんかは、いかにもドラマっぽいつくり。「早く続きが見たい!」ってなる。3話4話とちょっと物語の進行が停滞していたから、5話で結構サクサク進む。見どころ多数。伏線も多数。人間関係入り乱れ。面白かった!!

 

 

 

ミスター・ロボット シーズン1 エピソード6 「勇敢な旅人」のレビュー

脱獄させろ!

 麻薬の売人で今は刑務所にいるベラは、仲間に頼んでシェイラを拉致。エリオットに「脱獄させろ」と無茶な要求をしてきた。ベラの弟アイザックの監視の元、エリオットは自宅にて刑務所へのハッキングに試みる。その裏では、ダーリーンがハッキングの援助を行うが、失敗。自宅近くでエリオットと落ち合ったところ、アイザックに見つかり捕まってしまう。

強行手段。危険な取引。

 たった1日で脱獄をさせろという無茶な要求に、エリオットは手詰まりになった。ミスター・ロボットは、シェイラを見捨てて警察に通報しろと説得する。そうすれば、ダーリーンとエリオットだけでも助かる。しかし、エリオットはそれを拒否。強硬手段に出ることにする。

 エリオットはアイザックたちとともに刑務所に向かい、ベラと面会。その間、看守に渡していた自分の携帯電話の電波を利用して、ハッキングの経路を探し出していた。ベラはエリオットの行動力に驚き、脱獄ができることに歓喜する。一方で、エリオットはアイザックの携帯電話から麻薬売買の情報を抜き取ったと伝える。今後は自分たちに関わらないこと。関わったら情報をバラす、と。

謎を追うアンジェラと、シェイラの死

 その頃アンジェラは、イービルコープの廃棄物汚染隠蔽、「ワシントン・タウンシップ事件」について情報を集めていた。事件の訴訟を担当した弁護士と面会するなど、イービルコープへ立ち向かう決意をしつつあった。肝心のエリオットはと言うと、上手くハッキングの経路となる回線を発見。しかし、技術的に難しいことがわかる。そこで、パトカーの無線に着目し、ハッキングの突破口を開いた。

 約束の時間、夜10時前、エリオットの手によって刑務所のすべての扉が開かれた。中から出てきたベラは、自分を裏切り殺そうと計画していたアイザックをすぐさま射殺。エリオットに別れを告げる。別れ際にシェイラの居場所を聞くと、「車のキーを渡し「ずっとお前と一緒にいた」と言う。アイザックの車のトランクを開けると、そこにはシェイラの死体があった。

感想

 第6話の中心はベラ。彼は物語の中でも異質な存在。イービルコープの件と直接の関係は(今のところ)無いけど、エリオットやその周囲を脅かす人物。そんな彼を脱獄させるため、四苦八苦するエリオット。

 シェイラはもちろん、ダーリーンも関わってくるところが面白い。一時はダーリーンにも危険が及んだけど、結局死んじゃったのはシェイラ。これはちょっと衝撃。このドラマが始まって、一番の衝撃かもしれない。

 それはそうと、この回で重要なのは、ベラは思っていたより危険で、ずる賢くて、力のある人物だとわかったこと。そして、彼が再びのに放たれたこと。これによって、必ず今後のエフソサイエティの計画に何らかの影響を与えることになる。計画の邪魔をするのか、それとも味方になるのか。どっちに転んでもおかしくない。彼の存在が大きくなったのをみると、仲間になった方が盛り上がりそう。

 もう一つ。アンジェラがイービルコープの隠蔽問題に迫っていくところも見どころ。エフソサイエティとは別の方向から、イービルコープに立ち向かっていく。これも今後見逃せないところ。

 第6話は起承転結で言うところの「転」。物語の方向性がガラッと変わる。面白い。

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