MLBの「ロースター」「招待選手」「メジャー・マイナー契約」とは?

2017年11月3日

松坂選手や川崎選手の報道で目にする用語を解説!

MLB選手名鑑 2014―MLB COMPLETE GUIDE 全30球団コンプリートガイド (NSK MOOK)

 もくじ

ロースターとは?

  • チームの公式戦に出場できる資格を持つ選手枠のこと。25人枠と40人枠の2種類がある。
  • 25人枠(英: 25-man roster)とは、公式戦に出場できる25人の選手枠のこと
  • 40人枠(英: 40-man roster)とは、メジャー各球団が支配下に置く40人の選手枠のこと。
  • 40人枠の選手は全員がメジャー契約を結ぶ

引用元:ロースター (MLB) – Wikipedia

 「roster」というのは、名簿・登録簿といった意味です。25人枠と40人枠がありますが、いずれもメジャー契約を結ぶというのがポイントでしょう。日本では1軍も2軍も契約に違いはなく、60人ほどの支配下登録選手がおり、1軍に昇格すれば試合に出られます。日本の支配下登録選手が、メジャーのロースターに対応すると考えていいでしょう。

 25人枠に含まれない15人の選手は、契約はメジャーながら、マイナーリーグの試合に出場することになります。そして、昇格の機会を待つことになります。

 さらに、メジャー契約以外にもマイナー契約があります。40人枠から漏れた選手であり、シーズン中はメジャーリーグの試合に出ることはできません。マイナー契約から40人枠に入るのはなかなか大変なようで、登録のためには40人枠の選手が戦力外通告(クビ)になるか、故障者リストに入らなければなりません。かつてマイナー契約でメジャーに昇格できず苦しんでいた中村紀洋選手、マイナーから這い上がった田口壮さんなどが、40人枠に入る大変さをテレビなどで語っています。

【参考】「田口壮 – Wikipedia」「中村紀洋 – Wikipedia

キャンプ招待選手とは?

  • メジャー・キャンプは、40人枠に入った選手たちがシーズン開幕を迎える選手登録枠の25人を争う場
  • オープン戦開始当初は40人枠の選手だけでは足りず、どうしても補充選手が必要になってくる。その役目を果たしているのが招待選手

引用元:MLBと日本で異なるキャンプ事情。「招待選手」という一挙三得制度。(1/3) – Number Web : ナンバー

  • マイナーキャンプは場所も違えば、時期もずれているため、首脳陣の目に触れることはない。「招待選手」となれば、選手としてもアピールが可能になり、メジャー昇格のチャンスが大きく広がることになる。
  • では、招待されるのは主にどんな選手なのか。もちろん、ボーダーライン上にいるプレーヤーには実力が未知数の若手が多い。ただ、実はメジャーで実績十分の ベテランがこういった契約を結ぶこともよくあるのだ。非常に多い例が、故障で長期離脱を余儀なくされ、復活を期する選手。球団は、怪我の回復具合さえよけ れば、計算できる選手としてメジャー登録できる。

引用元:川崎宗則、和田毅が活用する「招待選手」って何? マイナー契約の選手がメジャーキャンプに参加する意味とは | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

 招待選手はオープン戦を成立させるための補充要員ですが、メジャー昇格のアピールの場にもなっています。若手が中心であるものの、故障明けのベテランもよく参加します。

 例えば松坂選手は、後者にあたるでしょう。一方川崎選手は、年齢は30を超えていますがメジャーではまだ3年目。どちらかと言えば若手に近い扱いかもしれません。

 

 

招待選手に適用される「スプリット契約」

  • メジャー昇格が期待される選手ならば、「スプリット契約」を結ぶこともある。これは、招待選手でありながら、メジャーに昇格した場合の昇給もあらかじめ決めた契約のこと
  • もちろん、成功例だけでない。昨年、インディアンスとマイナー契約を結んだ松坂大輔は開幕メジャーに残れず、その後も3Aコロンバスで登板を続けた。結 局、8月にインディアンスでは昇格を望めないと判断し、自ら契約破棄を申し入れるオプトアウトの権利を使って退団。先発不足だったメッツとメジャー契約を 結んでいる。

引用元:川崎宗則、和田毅が活用する「招待選手」って何? マイナー契約の選手がメジャーキャンプに参加する意味とは | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

  実績あるベテラン選手などは、スプリット契約を結ぶこともあります。一方で、招待選手として2013年にインディアンスに入団した松坂選手は、マイナー契約でシーズンに突入し、夏に自ら契約破棄を申し入れ、他のチームとメジャー契約しています。

 他にも、2014年の松坂選手は、招待選手としてキャンプ参加したものの、開幕までにメジャー昇格ができない場合、FAになるかマイナー契約をするかの選択が出来る状態にあったそうです。こちらは、球団と個別に結んだ契約内容に盛り込まれていたようです。

【参考記事】

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 日米の違いを見ていくと、支配下選手になればすべて同じ契約で、いつでも試合に出る可能性のあるプロ野球は、選手にとってはありがたい環境でしょう。一方で、メジャーはマイナー契約から這い上がるのは大変なものの、一度でもメジャーで結果を出せば、契約に守られるところがあると思います。

 

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