文章や小説のアイディアの作り方、発想法

2017年11月8日

アイディアを生み出すための方程式!

アイデアのつくり方

新版 ザ・マインドマップ(R)

 

 

 もくじ

1. アイディア・発想力とは何か?

  • アイディアとは、新しさ・奇抜さがあり、突然思いつくもの
  • 【新しさ・奇抜さ】:古さや平凡さから外れたものをイメージすると生まれる
  • 【突然思いつく】:頭の使い方を変えるために、考える時間や場所を変えてみる。

 

 アイディアや発想力というものは、突然降って湧いたようにして生まれるもの、コントロールできないものというイメージがあります。知識や思考を超えたものと言ってもいいかもしれません。

 アイディアの中でも価値があるとされているのは、新しさ・奇抜さを持ったものです。そのようなアイディアは、突然頭に浮かぶものです。見方を変えてみれば、新しさ・奇抜さは、古さや平凡さから外れたものです。突然頭に浮かぶというのは、普通の頭の使い方では生まれないということです。この辺に、アイディアの生み出し方のヒントがあると思います。

 新しい考えにたどり着くには、古く平凡な考えを最低限知っておいた方がいいでしょう。そして、古さや平凡さから外れたものをイメージすればいいわけです。また、頭の使い方を変えるには、例えば考える場所や時間を変えてみるといいかもしれません。夜に机に向かってペンを持ちながら考えるのではなく、例えば場所や時間帯を変えたりするのはどうでしょうか。

2. アイディア・発想を生み出すための手順

2-1. 情報を頭に詰め込む

  • 必要とするアイディアと関連する情報:「最新の情報」「幅広い情報」
  • 必要とするアイディアとは無関係な情報:「雑多な情報」「目的とは真逆の情報」

 

 まずは情報を頭にたくさん入れます。もちろん、必要とするアイディアと関連する情報が中心です。例えば、新たな科学技術はどんなものか考える場合、科学の知識を最低限知っておいたほうがいいでしょう。ポイントは、「最新の情報」「幅広い情報」です。

 最新の情報は、現在研究段階で、実現していない技術あたりがちょうどいいでしょう。そのような最新の情報をさらに超えたところにこそ、価値のあるアイディアがあるからです。また、なるべくいろいろな情報を見ておきましょう。科学技術の中でも、素粒子、遺伝子、医療、宇宙など分野ごとに見ていってもいいです。自動車、携帯電話、テレビなど身近な商品から見ていってもいいでしょう。いずれにしても、現時点でどのような技術があるかを確認する作業です。

 

 また、斬新なアイディアは、目的とは一見すると無関係な物事から生まれることもあります。ですから、雑多な情報をとにかく集めてみるのもいいでしょう。科学技術のアイディアが欲しい場合、あえて目的とはかけ離れた情報を見てみましょう。例えば科学と対立関係にあるとも言っていい宗教でもいいですし、科学は人工的なものということで、逆に自然界の情報でもいいでしょう。あるいは、ごくごく日常的な情報でもいいです。芸術に関する情報でもいいでしょう。

2-2. 情報をまとめる

  • 情報から単語を抽出・短文にまとめる。
  • 【単語を抽出】:重要語句、キーワードをノートなどに書き出す
  • 【短文にまとめる】:説明などを1文にまとめて書き出す
  • 個々の情報の関連性や、情報の抜け穴を見つけることで、アイディアが生まれやすくなる

 

 情報を集めたら、今度はまとめてみましょう。ポイントは情報のもつ意味をシンプルにまとめることです。具体的には、「単語を抽出」「短文にまとめる」ことです。

 単語を抽出するのは簡単です。情報が本であれニュース記事であれ新聞であれ、その中で重要語句、キーワードをノートなどに書き出していきます。また、説明が必要な箇所があれば、短文にまとめて書き出しましょう。単語と短文はなるべく1枚の紙にまとめ、一度にすべて見渡せるようにします。この作業は、情報を記憶しやすくする意味があります。また、情報の全体像を把握することで、広い視点が生まれてきます。

 ちょっと説明を加えると、一度にすべての情報を見渡すことで、個々の情報の関連性が見えてきます。一方、そこにない情報は何か考えることができます。既存の情報から外れた斬新なアイディアを見つけやすくなるというわけです。

 

 

2-3. 頭を寝かせる

  • 意識的に考えるのではなく、脳に情報の整理をさせてやる
  • 意識的に脳を使わない作業】睡眠、運動、遊び、音楽鑑賞など
  • 全く別の作業】友達と雑談するなど

 

 情報をまとめた時点で、アイディアが生まれることもあります。それでも不十分ならば、今度は頭を寝かせましょう。たくさんの情報を頭に詰め込んだら、自分であれこれ考えるのではなく、脳に情報の整理をさせてあげればいいのです。

 過去の偉人のエピソードを見ると、朝起きたら突然アイディアがひらめいたとか、夜中に夢の中でアイディアが浮かんだとかいう話がたくさんあります。これは無意識に脳が情報を処理した結果のことです。まさに情報を「寝かせた」というわけです。

 頭を寝かせる方法は睡眠以外にもいろいろあります。例えば何か別の作業をしてみることです。運動をしたり、遊んでみたり、音楽を聞いてもいいでしょう。あまり意識して脳を使わない作業がいいでしょう。また、頭を使っていても、全く別の作業であれば効果があります。例えば人と会話するのはどうでしょう。頭を寝かせるというのは、休ませるだけでなく、リフレッシュをすることでもあります。

 

2-4. 場所や時間を変えて考える。集中力を上げる

  • 頭を寝かせた後が、最も「ひらめき」が起こりやすい
  • ノートをもう一度見直す
  • 集中できる場所で、時間を決めて一気に考える

 

 頭を寝かせてから、再び考えてみましょう。このときにいわゆる「ひらめき」が起こりやすくなります。ポイントは、単語や短文をまとめたノートをもう一度見返してみることです。脳を寝かせてから同じ情報を見ると、前とは違う視点から考えることができます。

 また、集中力を高める工夫も必要です。喫茶店に行ってみたり、図書館を利用したりするなど、自分がいちばん集中できる環境で改めて考えてみましょう。また、時間を決めて考えると集中力が高まります。人間の集中力は持ってせいぜい90分です。30分から1時間ほどの間で時間を設定し、とことん考えてみましょう。ここまでやればアイディアは自然と生まれるものです。