日常シーンから心理学がわかる!『 マンガはじめての心理学』はおすすめ!

2017年11月8日

わかりやすさと実用性がピカイチの良書!

「なるほど! 」とわかる マンガはじめての心理学

心理学の楽しさを知るには、日常での具体例がわかりやすい

 心理学と聞くと難しいイメージを持っている人が多いでしょう。その一方で、自分も含めた人間の心理は、誰もが最も興味のあることの一つです。そんな心理学の入門書としておすすめできるのが『「なるほど! 」とわかる マンガはじめての心理学』です。

 

 この本はAmazonのランキングで上位にあったことで、存在は知っていました。そして、本屋に行った時におすすめ本のコーナーに陳列されていたので、試しに手にとって読んでみました。マンガを使った学問の入門書はたくさんありますが、中身のない質の悪い本が多い印象があり、この本もその類ではと疑っていました。しかし、これがなかなかの内容だったので、今回紹介することに

 

 

【本の構成】
  • 各章10個ほどの項目からなる全5章の構成。項目ごとに日常の具体的なシーンから心理学を解説
  • 各項見開き1ページに漫画とイラスト・図が載っていて、あとは解説とポイント
  • ポイントの部分では、そこで紹介した心理学を実際に利用する方法を紹介

 

 初心者向けの本としてはオーソドックスな構成ですが、中身はしっかりしていると感じました。入門書の中には当たり前過ぎる内容や、心理学と呼ぶには浅すぎる内容のものもあります。しかし、この本はわかりやすい一方で内容は結構深く、実際に日常シーンで応用してみたくなります

 

 

【もくじ】

目次

1 日常行動のナゾを解く
行列店に行きたくなる―周囲が認めるものはよいものだと思う
電車で端の席に座りたがる―できるだけ他人とは密着したくない ほか

2 友達の本音が見えてくる
腕組みする心理とは―手や脚には本音があらわれる
あいまいな言い方が多い―「なんか」「みたいな」「かもね」とよく言う人 ほか

3 恋愛シーンの心理を読む
何度も会うと好きになる―会うことで警戒心が解かれていく
ドキドキすると恋に落ちる?―心拍数と恋愛感情のふしぎな関係 ほか

4 職場で役立つ心理学
タイプ別、上司いろいろ―「成果」を重視するか、「和」を重視するか
叱り方にもコツがある―「キレる」と「叱る」の境界線 ほか

5 自分のココロがよくわかる
ささいなことで傷つく―自分自身をプラスに受け止めることが大切
プレッシャーに弱い―緊張を上手に味方につける方法とは ほか

引用元:「なるほど!」とわかるマンガはじめての心理学 / ゆうき ゆう【監修】 – 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

【著者は現役の精神科医】

 

 現役の精神科医であり、これまでにもたくさんの本を出版している方です。クリニックのホームページは、著書のイラストを駆使しており、心療内科のイメージを覆しています。

 クリニックのホームページについては、心療内科ということで、まずはその暗いイメージを払拭しようという意図があるのだと思います。また、多数の著書を見る限り、世間にある心療内科や精神科に対する誤解を解こうという意図も見て取れます。

 

著者紹介

ゆうきゆう[ユウキユウ]
精神科医。ゆうメンタルクリニック総院長。2008年、上野に開院後、 池袋、新宿、渋谷にも開院、カウンセリングを重視した方針で、50名以上の医師が年間約70000件のカウンセリングを行っており、心安らげるクリニック として評判が高い。また、医師業のかたわら、心理学系サイトの運営、マンガ原作、書籍執筆なども手がける

引用元:「なるほど!」とわかるマンガはじめての心理学 / ゆうき ゆう【監修】 – 紀伊國屋書店ウェブストア

 

 

初心者向けの心理学のおすすめ本を紹介!

フロイトからユングへ―無意識の世界 (NHKライブラリー)

 

 心理学の入門書はこれが一番おすすめです。正確には、この本というよりも、著者である鈴木晶さんの本がおすすめです(参考:鈴木晶の著書(Amazon))。この他にもたくさん著書があり、そのうちのいくつかを持っていますが、どれも非常にわかりやすいです。中でもこの本は、精神分析で有名なフロイト、そしてユングがどのような研究を行っていたかについて、彼らの生い立ちやなどを交えて非常にわかりやすく説明してあります。

 

 特に基礎知識が無くても読めるほど、丁寧な説明とわかりやすい文章ですので、心理学が初めてという人にもおすすめできます。フロイトやユングの伝記を読みながら、精神分析の基礎知識が身につく本です。かなりおすすめです。

 

 

ものぐさ精神分析 (中公文庫)

 

 こちらの本も心理学・精神分析のジャンルでは非常に有名な本です。社会心理、集団心理について書いてあり、日本という国家を精神分析してみたり、人間のもつ様々な「性」について精神分析してみたりと、その内容は独特です。

 この本の最大の特徴は、著者の斬新な思想と、鮮やかな理論です。その二つが切れ味するどい文章で表現されていて、読んでいて思わず唸ってしまうほどです。一方で、独特の内容ながら、知識や理論の正確性もしっかりしています。本を普段あまり読まない人にとっては、情報量が多くて少々読むのが大変かもしれませんが、心理学・精神分析学の面白さを知るには最適な本です。

 

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