ゲームとプロ野球の今昔物語

ゲームとプロ野球の今昔を見れば、時代がわかる!

シアトル・マリナーズのオーナーは「任天堂」
横浜ベイスターズのオーナーは「ディー・エヌ・エー」

昔のゲームは頭を使わせたが、今のゲームは金を使わせる

今のゲームは簡単になりすぎた、なんてことが言われてる。プレイヤーに優しすぎるゲームが多い。昔のゲームは良くも悪くも冒険していて、プレイヤーに対して挑戦的なものも多かった。極端なものになると、難しすぎてクリアできないゲームなんてのもあった。

一方、今のゲームはスマートフォンが主流。多くのソフトは課金制をとっている。「昔のゲームは頭を使わせたが、今のゲームは金を使わせる」なんて皮肉もある。実際にやってみると、簡単すぎて馬鹿馬鹿しいゲームが多い。ゲームの難易度よりも、アイテムの珍しさ、一緒にゲームする人とのコミュニケーションなんかが重視されている。

ゲームをやると馬鹿になる? 頭が良くなる?

でもおかしいのは、昔は「ゲームをやると馬鹿になる」なんて言われていたこと。それが今では、「ゲームが簡単すぎてダメ。昔のゲームは頭を使ってやるものだった」なんておかしなことになってる。ちょっと前までは「ゲーム脳」なんて言葉があったくらいで、ゲームの指示に従って決められた操作をしていけば、勝手にストーリーが進む。そんなことをやっていると思考力が鈍る。外に出て体を使って遊んだほうが頭にいい、なんて言われてた。

こうなってくると、難しいゲームが脳にいいのか、やっぱり外に出て自分たちで遊びを考えた方がいいのか、よくわからなくなってくる。もしかしたら、ゲームはあくまで誰かとつながる手段で、どんなゲームであれ遊びであれ、不特定多数の人とコミュニケーションすることが脳にいいのかもしれない。

 

パソコン時代には、ゲームは仕事にも金にもなる

それにさ、昔は目の敵にされていたゲームも、パソコン時代の現代じゃゲームも「コンピューター」であり、「プログラミング」でもある。そうなると、ゲームはむしろ好ましいものになってしまう。だって、今は理系の大学出て有名な企業のエンジニアやプログラマになるってのが、理想でしょ。

面白いのが、かつてゲームに熱中しすぎて朝寝坊していたのは子供だったのに、今ではサラリーマンが電車の中でスマホのゲームとかタブレットにかじりついてる。ゲームと共に育った世代が今の大人と言えばそれまでだけど、結局はゲームとかコンピューターがどんな風に見てるかって話。

物事の善し悪しは子供を見ればわかる?

子供は先入観なく物事を判断できるから、どんなに怒られてもゲームを楽しんだ。時代が変わって、コンピューターが市民権を得ると、世間はこぞってそれをやり始める。わざわざ「脳トレ」とか言ってゲームをする中高年がいるし、家族で楽しめるゲームってのも最近は多い。タブレットで新聞を読んで、孫の写真の編集までする老人。老若男女が一緒になって、コンピューターに目を血走らせている。

ゲームも趣味の一つなんだから、面白いってのは間違いない。ただ、そこから一歩進めて、ゲームが役に立つかどうかとなるとちょっと変わってくる。ゲームは楽しいし、問題を処理する能力は向上する。でも、ゲームをやるのと作るのは全く違う。難しいゲームをひたすらやってても、ゼロから何かを創造する能力はほとんど育たない。そこを勘違いして、「ゲームで頭が良くなる」なんて言っちゃだめ。ただ楽しんでればそれでいいんだ。

 

プロ野球のオーナー企業を見れば時代がわかる?

今と昔で大きく変わったものと言えば、プロ野球がある。プロ野球は日本では最も金の集まるプロスポーツってこともあって、そのオーナー企業になるにはどれだけ金を稼いでるかに加えて、社会的な地位とかが重要になってくる。これまでのオーナー企業を見てもある程度わかるけど、新聞社やテレビ局などのメディア系、あとは鉄道会社とかのインフラ系企業なんかが多かった。経営が安定してるし、社会的な信用度も高い。

一方で、最近は新規参入のオーナー企業がいくつか出てきた。ホークスはかつてダイエーがオーナーだったのが、今はソフトバンクに。ベイスターズもディー・エヌ・エーがオーナーに。それから、新球団として10年ほど前に登場したのは楽天イーグルス。これはどれも、日本有数のIT企業。IT企業が経済の中心になっていて、社会的な地位も高まってきたというわけ。

こんなオーナー企業があったら面白い

じゃあ、この先はもっとIT企業が増えるのか? 一つ言えることは、読売ジャイアンツが中心というプロ野球の構造が変われば、オーナー企業の顔ぶれは大きく変わるんじゃないかってこと。特にセ・リーグは運営面でも経営面でも、それから企業の新規参入も、かなり保守的なところがある。新しいことをすれば、中心にいるジャイアンツの既得権益が失われてしまうってのがその理由。

この先どうなるかはわからないけど、もっといろんな企業が参入したほうが面白いのは間違いない。例えば、かつて国鉄がオーナーになっていたこともあるんだから、国とか国の機関がオーナーの球団ってのは面白い。例えば法務省。法務省ジャイアンツ。これはルールにやたら詳しくて、ルールの穴をついた戦い方をしてくる。

史上最強の球団「社会保険庁ホークス」

社会保険庁ホークスなんてのも面白い。このチームは選手の福利厚生が素晴らしい。怪我しても年俸が下がらないし、労災とか言ってむしろ年俸が上がる。基本的に終身雇用で、引退後も60歳までは球団関連の仕事ができる。その後はおまちかねの年金生活。メジャーリーグ並みの高額の年金がもらえる。これは国民へのアピールだね。「年金制度は素晴らしいですよ」っていう。

でも、今じゃ年金制度も危うい。支払い開始がどんどん遅くなってきてるしね。だから、社会保険庁ジャイアンツの選手は、60越えても現役選手として働かさられるっていう 笑
腰の曲がった選手、入れ歯の選手、ハゲの選手ばっかり。でも、案外バントが上手かったり、交錯プレーで入れ歯が外れたり、「ハゲは甲子園球児みたいで紳士的だ」なんて言われて、結構いけるかも。最後は年金制度が破綻して民間の保険会社が後を継ぐっていうオチ 笑

でも本当のオチは、社会保険庁はもう無いっていう話 笑
今は厚生労働省でした。

外務省ジャイアンツ、文部科学省ファイターズ、防衛省ドラゴンズ

わかりやすいのは外務省。外務省ジャイアンツ。すぐわかると思うけど、外国人選手で固められてる。このチームのみ、外国人枠の制限がない。ただし、出身国のダブリは禁止にする。これは結構難しい。野球はサッカーなんかと比べると普及している国は少ない。アメリカ大陸ならアメリカ、カナダ、メキシコ、キューバ、プエルトリコ、ドミニカ、ベネズエラあたり。欧州ではオランダとイタリアくらいしかまともな国はない。あとはアジアの日本、韓国、台湾、中国、その他諸々。まともな選手がいるのはせいぜい20ヶ国がいいところ。海外への野球の普及も兼ねた文化的な球団だね。これはいい。

文部科学省ファイターズってのもいいね。これはデータ野球のチーム。それと、若手を育てる。リトルリーグなんかに下部チームをつくって、子供のうちからじっくり育てる。これも現実味があっていい。

それから、防衛省もいいね。防衛省ドラゴンズ。これはもう、自衛隊。打てない(撃てない)けど守りは固い。勝てるチームというより負けないチーム。落合監督時代の中日はまさにこれ。チームカラーも面白い。陸海空でチーム内を分けて、特徴を活かした戦い方をする。陸は足の速い選手、空はホームランバッター、じゃあ海は何だ? 笑
「波に乗る」とか「潮の流れ」ってことで、チームの雰囲気を良くするムードメーカーだね。地味だけど玄人受けするという、やっぱり落合監督時代のドラゴンズ。

やはりシアトル・マリナーズが最強のチーム

マリオ、カービィ、ピカチュウに続く新キャラクター「イチロー」

「事実は小説よりも奇なり」なんて言うけど、空想のチームをいくら並べてみても、現実のチームには叶わない。現時点で最強のチームはメジャーリーグのシアトル・マリナーズ。おなじみイチローが所属していたチームだけど、そのオーナー企業は日本の企業、あの任天堂。

日本の企業がメジャーのチームのオーナーってだけでもすごいけど、それがゲーム会社ってのも驚き。だってスーパーマリオにドンキーコング、星のカービィにポケモンだよ。そんなかわいいキャラクターつくっといて、メジャーのチームを持っちゃうなんて、ふざけるなって感じだよ 笑

そんなマリナーズに、イチローが移籍したのは2001年。いきなりMVPの大活躍で、アメリカに衝撃を与えた。これはね、言ってみりゃ、任天堂の新キャラクターだったんだよ。「イチロー」っていう、マリオやピカチュウ並みのインパクトをもったキャラクターなの。だから、任天堂にとっちゃ難しいことはなかった。アメリカに向けた新作ゲーム、ジャンルはスポーツ、その主人公は日本人なのにカタカナでファーストネームの「イチロー」。キャラクター設定としては完璧。いかにも任天堂らしい。

今も新キャラを発信し続ける

マリナーズにはイチロー以降も引き続き日本人選手が所属してる。そもそもイチロー以前に大魔神こと佐々木主浩が所属していたけど、イチローの後にはドンキーコングみたいな風貌の城島健司、イチロー2世のリアルルイージこと川崎宗則など、任天堂とリンクした選手を派遣。冗談はこれくらいにして、今は岩隈久志がピッチャーの柱として活躍。

ただ任天堂だって、世界的なゲームメーカーになってないと、シアトル・マリナーズのオーナーにはなってなかった。日本でも海外でも、その時代の社会や経済を映すのが、スポーツチームのオーナーというわけ。

イチローみたいな選手はもう二度と現れないなんて言われてるけど、そこは任天堂。これまで「さすがにもう新しいアイディアは無いだろう」ってとこから、斬新なゲームをつくってヒットさせてきた。例えば、任天堂が日本でプロ野球のチームを持ってもおかしくない。そうなれば、日米で選手のやり取りが容易になるし、球団経営から現場での戦い方まで、情報の共有ができて面白い。

日本の若手をメジャー傘下に派遣したり、メジャーに合わない外国人を若いうちからプロ野球に送り込むってなこともできる。メジャーが到達点ってことじゃなく、メジャーとプロ野球2つの舞台があって、どちらに向いてるかで選手をやり取りする。これって結構面白いんじゃないの? そんなことができたら、もっと野球は面白くなると思うよ。

 

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