網膜剥離の治療と深作眼科(2)

2016年10月17日

深作眼科での検査・診察と治療

やってはいけない目の治療 – 深作秀春

 2016年の7月頃、網膜剥離という病気に罹る。その際の治療までの経緯をあれこれと紹介しようと思う。体の中でも重要な部分が病気になると、様々な心配がつきまとう。私の場合は眼であり、病名もイメージが非常に悪いものだった。とりわけ、手術が必要という点が、大きな不安の要因であった。

 手術を伴う治療を行う際には、

  1. 早い段階での処置
  2. 病院選び・情報収集
  3. 費用

 

 の3点が気になるところ。ただ、今回の経験でよくわかったのは、体の重要な部分をいじる時は何よりまず「病院選び・情報収集」が大切だということ。治療にあたってお世話になった横浜の深作眼科を紹介しつつ、網膜剥離の治療法と病院選びについて話していこうと思う。

網膜剥離の治療と深作眼科(1)も合わせてどうぞ)

参考になるサイトなど

深作眼科のメリット等まとめ

 まず初めに、深作眼科で診察から手術、入院をしてみて良かったと思うところをまとめてみる。深作眼科に来る前に、とある大学病院で手術をし、症状が回復しなかったこともあり、それとの比較が中心となる。

診察・検査

  • 検査器具が充実。眼の状態が詳しくわかる。
  • 検査結果の説明が非常に丁寧。

 深作眼科に来る前、治療を受けていた大学病院と比べて、検査面での違いがはっきり出ていた。大学病院では眼の写真は1種類の器具しか使わなかったところ、深作眼科では少なくとも3種類の器具を使用。結果説明の際に網膜の拡大写真を見せてもらい、網膜の状態が詳しくわかった。

 もう一つは、検査結果の説明が非常に丁寧な点。専門のスタッフが個別につき、写真や資料を使って眼の状態、問題点、治療法を詳しく説明してくれる。

手術

  • 医師の知識・経験が豊富。
  • 手術の際の痛みがほとんど無い。

 ここもやはり大学病院との比較になってしまうが、素人の私が聞いても、医師の知識や経験の差は明らかだった。決して大学病院を悪く言うつもりはないが、大学病院では原因不明、状態不明のまま「とりあえず手術をしよう」となり、間違った手術であやうく水晶体を失ってしまうところだった。

 原因はまだしも、眼の状態もろくにわからないのに、水晶体を除去するというリスクを背負わされるのはどうかと思う。深作眼科に来なかったらと思うと、恐ろしくなる。

 一方、深作眼科では同じ手術でも最新の設備と手法を備えているため、水晶体の除去は不要であることがわかった。その際、眼科の治療レベルは病院・医師によって差がありといった話も聞くことができ、非常に役立った。

 手術は非常にスムーズであり、何より痛みがほとんど無かった。注射での麻酔、目薬での麻酔、そして点滴を介しての鎮静剤?の三つを使用。リラックスした状態で手術でき、人によっては眠っている間に手術が終了するそうだ。私の場合は、ウトウトしつつ、時折執刀医と話をしつつ終了した。

その他いろいろ

 深作眼科で治療を受けるにあたって、もっとも心強かったのは診察から手術までを担当してくれた、副医院長の中原先生の存在だった。先生は自信に満ち溢れていて、理路整然とした説明も相まって「この先生なら任せられる」と感じさせるところがある。医師としての豊富な知識と経験があるからこその自信だと、個人的には感じた。

 またまた大学病院との比較になってしまうが、正直言ってそこの先生は自信が無さげで、こちらの質問にも曖昧な回答をすることが度々あった。実際、「眼の状態はよくわからない」「とりあえず」という言葉を何度も聞いた。私が大学病院での手術直前になり、セカンドオピニオンをしようと決意したのも、この辺が大きな理由だと思う。

 漠然とした不安があって、大学病院の先生には何も言わずに情報を集め、深作眼科を訪れ、自分の眼の状態がはっきりわかった。自分の病気のことを知ることと、いろいろな人の意見を聞くことの大切さを痛感した。

 

バックリング手術と硝子体手術について

 初めに行った大学病院では、一度バックリング手術を受けるも状態は改善せず。その後の診察で「①二度目のバックリング手術 ②改善がみられなければ硝子体手術(水晶体を除去し人口レンズを挿入)」という治療法を受けることとなった。しかし、網膜の状態がはっきりしないままでの手術と、水晶体の除去というのが納得いかなかった。医師の説明は「網膜を修復する際に作業の邪魔になるから」だったが、そんな理由で水晶体を失いたくはないと、素人ながらに思ったのだ。

 さて、ここで網膜剥離の代表的な手術方法である、バックリング手術と硝子体手術についてちょっと説明をしていく。

 結論から言うと、バックリング手術は簡単だが古い手術法で、網膜剥離を完治させるものではないというもの。一方、硝子体手術は完治はするものの、設備や技術によって左右される手術。加えて、術後は眼内にガスや空気を入れるため、1~2週間ほどうつ伏せで安静にする必要がある。この辺が大きな違いだろう。

 また、深作眼科にて教えてもらったこととして、「安易にバックリング手術を勧める医師は多い」「技術が無いと、硝子体手術で余計な問題が生じる(水晶体を除去する等)」がある。これこそ、私が大学病院で不安を感じていたことである。「どうして意味もなく水晶体を除去するんだ?」という疑問は案外的を射ていたのだ。この辺の話は医院長のブログが参考になるので、読んでみて欲しい(網膜剥離手術はある意味では運との出会い – fukasaku eye Institute blog)。

 

安易に大学病院・総合病院で治療を受けることの危険性

 街の眼科で診察を受け、総合病院や大学病院を紹介してもらうというのはよくあることだ。しかし、大きな病院に行けば大丈夫というのは、危険な考えかもしれない。ここで注意したいのは、何も大学病院が悪いということではない。マズいのは、自分の病気についてロクに調べもせず、評判の良い病院や医師探しもせずに治療を受けることだ。

 今回はたまたま眼科で、病名は網膜剥離。網膜剥離の手術に定評のある病院をいろいろ調べたが、その中には個人の病院もあれば大学病院もあった。重要なのは、パソコンを使ってちょっと調べれば、病気のことも病院の評判もある程度まではすぐにわかるということ。

 私の経験から言うと、首都圏の病院でいくつかの候補はすぐに絞れた。その上で、深作眼科に決めようと思ったのは、「①医院長のブログ深作眼科のホームページ実際に治療を受けた方の個人ブログ記事」の三つが大きい。これを総合的に判断して、深作眼科が信頼できると感じた。

 実際に初診の予約をするまでは、少し悩んだし、情報収集のために何日かかけた。そしてわかったのは、数日かけて情報収集すれば腕のいい医師に出会うことができるということだ。特に、私のように眼の病気であったり、その先に大きなリスクのある病気(網膜剥離は万が一の場合は失明にもつながる)であるなら、この情報収集というのは非常に重要になってくる。病院の名前や大きさを鵜呑みにせず、いろいろな意見を聞き、自分で考えることで、より良い治療を受けることができる。もしこの記事を読んだ方、あるいはその家族が大きな病気に罹った時、ぜひともこのことを役立てて欲しい。