『DINOSAUR(ダイナソー)』B’z(ビーズ)レビュー[解説,評価,感想,新作]

2017年12月13日

B’zの過去のハード・ロック作品を聞いてみよう

B’zと70年代ハード・ロック

 さて、B’zの音楽はいろいろなジャンルを含んでいるが、あえて一つジャンルを選べと言われれば「ハード・ロック」が一番しっくりくる。ハード・ロックというのは1970年代初頭に登場し、その後も様々なアーティストによって受け継がれてきたジャンルの一つ。激しいエレキギターと高音ヴォーカル、そしてズシンと重い低音に比重を置いたリズムが共通のキーワード。

B’zに影響を与えたアーティストたち

 具体的なアーティストをあげれば、70年代ならばザ・フー、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ブラックサバス。70年代中期になるとクイーン、エアロスミス、キッス、AC/DCなどが登場する。80年代につながるジャーニー、ボストンといったアーティストもこれに加わってくる。彼らが現在までに音楽界に与えた影響は多大であり、名だたるアーティストたちによってその名が受け継がれてきている。今でも現役のアーティストもおり、今でも根強いファンがいる。

 さて、実はB’zはこれらのアーティストへのオマージュと言える曲をこれまでいくつも発表している。それを見ていけば、B’zの音楽性も見えてくる。B’zが好きという方は、これらの洋楽も聞いてみるのをおすすめする。どのバンドも素晴らしい音楽性を持ち、ハード・ロック入門としても最適。

ディープ・パープル

  • EPIC DAY(2015『EPIC DAY』収録) – 「Burn」(ディープ・パープル)

 日本ではCMなどでこれまで数多く使用されてきたディープ・パープル。彼らの有名曲への強いオマージュが感じられるのがこの曲。もはやオマージュというよりカバーに近い。松本氏はディープ・パープルへの思い入れが強く、演奏・作曲ともに影響を受けている。

 B’zの曲調と最も近いハード・ロックバンドは誰か?と聞かれれば、ディープ・パープルという答えも候補の一つだ。

エアロスミス

  • 光芒(2007『ACTION』収録) – 「Dream On」エアロスミス

    共にライブも行ったおなじみエアロスミス。彼らもブルースを基調としたハード・ロックバンド。この曲はバラードだが、彼らに受けた影響がうかがい知れる1曲となっている。

 

  • 憂いのGYPSY(『IN THE LIFE』1991収録) – 「What It Takes」エアロスミス
    こちらはほとんどカバーに近い作品。

レッド・ツェッペリン

  • 雨だれぶるーず(2006『MONSTER』収録) – 「Dazed and Confusedレッド・ツェッペリン
    レッド・ツェッペリンはハード・ロック/メタルの元祖とも呼ばれるロック史に残るバンド。ブルースを基調としたハード・ロックが特徴で、稲葉氏もこれまでのインタビューなどで度々その名前を出している。
  • Sweet Lil’ Devil(『The 7th Blues』収録) – 「HeartBreaker」レッド・ツェッペリンの中盤のギターリフを引用。
  • FEAR(1999『Brothehood』収録) – 「The Wanton Song」レッド・ツェッペリン

ヴァン・ヘイレン

  • Time Flies(2009『MAGIC』収録) – 「Beat it」(マイケル・ジャクソン)
    この曲には80年代のギタリスト「エディ・ヴァンヘイレン」が参加している。ハードロックの超有名曲。B’zの「Time Flies」ではよりギターを強調した仕上がりとなっている。

AC/DC

  • Real Thing Shakes(1996年のシングル曲) – 「Back In Black」AC/DC

 全編英詩のギターリフの利いたこの曲。オーストラリア出身の世界的バンドAC/DCからの影響がうかがえる。

まとめ

 ここで紹介したアーティストは名作を数多く世に残しており、B’zの音楽性に通じるところも多い。ハード・ロックに興味があるならば、動画を見て気に入ったアーティストのアルバムでも聴いて、洋楽の深い世界を楽しんで欲しい。

邦楽

Posted by hirofumi