自分の身は自分で守れ!

電通社員過労死、慶応大生集団強姦疑惑など

電通と原発報道

大企業も一流大もあてにならない時代

 ここ数年の日本は、やっぱり時代の大きな転換期に差し掛かってるって感じがするね。オリンピックもそうだし、大都市での大規模な再開発もそう。街並みやそこで暮らす人の生活なんかもガラリと変わる。昔からあったなじみの施設が移転したり立て直しになったり、あるいは各界で昭和から平成の初めに日本を支えた大物がどんどん亡くなっていく。一方、スポーツ界なんかでは新しい世代が世界レベルでガンガン結果を出す。新しい世代がこれから徐々に日本を変えていくってのが、ちょっとは感じられるようになってきた。

 ただ、何となく悪い方向に変わるというニュースが目立つ。これまで「絶対的」と言われていた大企業が倒産、合併、買収って話が目立った。かつての総合家電メーカーなんて、パナソニックを残してほとんど全滅じゃないか? サンヨーはもう無いし、シャープも東芝も赤字やら不正会計やらで一時はかなり危ないとこまで行った。

 企業だけじゃない。日本最高学府の東大で淫行事件があったと思えば、今度は慶応大学でも似たような疑惑が浮上。こんなことじゃ、ノーベル賞が出ないとか、世界大学ランキングが低いとか言ってるどころじゃない。学問の前の最低限の道徳観すら危うくなっている。

 大企業も大組織も、いざという時はあてにならない時代。頼れるのは自分のみ。幸運なことに、今の時代はネットを使ってどんどん情報を得て学ぶことができるし、民間の年金に入ったり、資産運用をするのも簡単。いざとなれば、パソコン一つでお店だって開ける。「いざ」という時のために、一人でたくましく生きていく準備をしておいた方がいいかもね。

 

逃げる勇気を持つこと、逃げる場所を知っておくこと

 電通の女性社員が過労で自殺したってニュースがあった。この日本特有の労働環境の問題は、なかなか難しいとこがある。ひとつ思ったのは、人間は追い詰められると視野が狭くなっちゃって、逃げ場を見失っちゃうってことだね。亡くなってしまった女の子の経歴をみるとかなり優秀で、何も仕事が出来ないとか性格に問題があったとか言う感じじゃない。ちょっと真面目過ぎたってとこはあるかもしれないけど。

 それはそうと、東大出身で日本有数の企業に入ったんだから、その経歴だけでも別の会社に転職することは余裕だったと思う。本人がどうしても電通に入りたかったそうなんで、簡単には辞めたくなかったってのもあるんだろう。責任感も強かったんだと思う。仮に電通から別の一流企業、世の中の人から見れば「すごいじゃん」っていう企業に転職したとしても、彼女にとってはそれは「負け」って意識があったのかもしれない。あるいは、仕事がつらくて辞めたとなれば、他の企業が拾ってくれるはずがないって思ってたのかもね。

 でも、その子の仕事時間を見れば、明らかに個人のやる気や体力、能力が問題ではないってのがすぐわかる。残業月100時間ってのは建前の数字で、実際にはそれ以上だったのは明らか。休日出勤なんて当たり前、始発で返って仮眠して数時間後に出社ってのもザラだし、たまの休みも自宅で仕事、仕事以外の付き合いもかなりあったみたい。こんなのが1年続いて体を壊さないのが異常であって、普通はどうにか折り合いをつける。うまく手を抜く方法を見つけたり、早い段階で転職活動に移ったり、やり方はいろいろあるだろう。これだけ有名な企業で、これだけ激務ってのが有名なんだから、他の企業の人も当然知ってるはず。合わずに辞めて転職したって人も多いだろう。そういう選択肢があるってことを、身近にいる人が教えてあげれば何とか助かったかもしれない。じっくり時間をかけて相談すれば、おそらく彼女の気持ちも少しは変わっただろう。

 

集団で女を襲うやつは間違いなく人間のクズ

 優秀で真面目な人間が自分を追い詰めてしまって、最後は自殺してしまう。その一方では、一流大の学生が集団で女を襲う。今回のこの2つのニュースは、理由は違うけどどちらも胸糞悪い。

 有名私立大なんてエスカレーターで来るやつがわんさかいるから、風紀が乱れてるってのは結構知られてた。それでも、女を集団で襲うってのはどうかね? 刑務所でもさ、卑劣な犯罪をした奴は所内でいじめられるって話だよ。犯罪者の集団でもそうなんだから、やっぱり集団で女を襲うってのは人間のクズのやること。

 週刊誌が騒ぎ立てて、ネット上でもいろんな噂が立っているこのニュース。犯人の一人は社長とか政治家の息子で、大学・警察に圧力がかかってるなんてお決まりの噂もある。今回の被害者女性はミスコンに参加してたらしいけど、ミスコンでは淫行やセクハラが当たり前だったって噂も出てる。いずれにしても、こういうヤバいことを簡単にしちゃう男がいて、場合によっちゃ犯人は罪にも問われず被害者は泣き寝入りってこともある。大学の学生部が、被害者の母親からの電話に対して「うちでは対応できない」って言ったらしい。大学側も、記者の取材に対して曖昧な回答を繰り返してた。マスコミが騒ぎ始めてやっと、真面目に取り合うようになったし、警察も動き出した。もし誰も騒がなかったら、無かったことになってたんじゃないか?

 

自分の身は自分で守るしかない

 こうなると、もはや自分の身は自分で守るしか無い。女性はなおさら。男だけの場所に一人で行くのは危険だし、泊まりはもってのほか。何やってんのかよくわかんないサークルには近寄らない方が良いし、仮に危険な状況に遭遇したらどうするかを事前に知っておかなきゃならない。一つの解決策としては、大学側で性犯罪から実を守るためのセミナーみたいのを、入学時に徹底的にやることだろうね。あと、地方から来る学生なんかは、親も含めてそういう怖さをしらないとこがある。親も含めて、入学前にそういう情報を学ぶべきだと思うね。

 それにしても、一流大学が不祥事を起こすと、すごく嫌な気分になる。受験勉強を必死に頑張った経験のある人なら、わかると思う。「自分があんなに努力しても入れなかった一流大学で、生徒が女をレイプするなんて」「普通にしてれば将来有望なのに、馬鹿だなあ」って。でも、一つ思ったのは一個の集団があると、構成員は必ずいくつかのグループに分かれるって話。優秀で勤勉なグループ、そこそこ真面目なグループ、そして、不真面目なグループ。どんな一流企業でも大組織でも、必ず一定数の不真面目な人間が出てくる。始めはみんな真面目だったとしても、集団の性質として自然とそうなる。当然、無法者や犯罪者も必ず一定数出て来るわけだ。

 そう考えれば、東大だろうがなんだろうが、女を集団で襲おうとするクズが出てくる。今は特に、モラルや欲のタガが外れて、そういう奴が少し多くなっているように思う。いずれにしても、集団や組織の名前に騙されず、「絶対」ということはないと考えて生きてかなきゃならないってことだね。